抽出と線形化

バージョン2021以降、Stress LinearizationツールはExtract-Linearizeと名称変更され、Extract DataとStress Linearizationの両方の手法をサポートするようになります。

Extract Data

ソリッド要素上に定義されたパスに沿った様々なポイントで任意のコンターデータを抽出します。

Stress Linearization

ソリッド要素上に定義されたパス(応力分類線とも呼ばれる)に沿った様々なポイントで応力データを抽出し、抽出された値に基づいて線形化された応力を計算します。

両手法共、ソリッド要素上に定義されたパスを使用するため、どちらの方法でも同じパスを使用することができます。ただし、抽出および計算部分には下表のような違いがあります:
  Extract Data Stress Linearization
目的 パスに沿ってコンターデータを抽出 パスに沿って応力データを抽出し、線形化された応力を計算
Resolved in System Contour Resolved in System パスベースの局所座標系に変換
Calculation Data Type Displayed Contour Base Stress TensorまたはDisplayed Stress Contour
Plot Options パスに沿った距離vs抽出値(単一カーブ) パスに沿った距離vs抽出された値と線形化された値(複数カーブ)
これらの違いを理解し、それぞれの方法がどのように機能するかについて詳しく知るには、以下の関連トピックを参照してください。


図 1.