HyperViewにおける荷重ステップIDの管理

このトピックでは、複数の結果ファイルが読み込まれた際の、HyperViewにおける荷重ステップIDの管理のポリシーについて説明します。HyperViewは基本的に、荷重ステップの作成に際し、対応するIDの使用を試みます(使用可能な場合)。以下の例は、このポリシーを説明しています。

この例には4つの結果ファイルがあり、結果ファイル“A”は荷重ステップIDが101、102および103、結果ファイル“B”は荷重ステップIDが101、102および103、結果ファイル“C”は荷重ステップIDが1、2および3、結果ファイル“D”は荷重ステップIDが4、101および102であると仮定します。
  • 結果ファイル"A"がHyperViewに読み込まれます。
    荷重ステップのIDは次のとおりです:
    • 101
    • 102
    • 103
  • 結果ファイル"B"がHyperViewに読み込まれます。
    荷重ステップのIDは次のとおりです:
    • 101
    • 102
    • 103
    • 104
    • 105
    • 106
  • 結果ファイル"C"がHyperViewに読み込まれます。
    荷重ステップのIDは次のとおりです:
    • 1
    • 2
    • 3
    • 101
    • 102
    • 103
    • 104
    • 105
    • 106
  • 結果ファイル"D"がHyperViewに読み込まれます。
    荷重ステップのIDは次のとおりです:
    • 1
    • 2
    • 3
    • 4
    • 101
    • 102
    • 103
    • 104
    • 105
    • 106
    • 107
    • 108

合成サブケースの作成

合成荷重ステップについてコンフィギュレーションファイルを作成する際は、HyperViewのナンバリングのポリシー(上記)を理解することが重要です。特に異なる複数の結果ファイルが同じ荷重ステップIDを有する場合、結果ファイルがHyperViewセッションに追加される順序が重要となります。HyperViewでナンバリングのポリシーがどのように機能するかの例を理解するため、下記のステップに従ってください。

Step 1:
  1. HyperViewのセッションを開始します。
  2. 結果ファイル“A”および結果ファイル“B”を読み込みます。
  3. 使用可能なすべての荷重ステップ101、102、103、104、105および106(スケールファクターはそれぞれ1、2、3、4、5、6)を使って、線形重ね合わせ荷重ステップを作成します。

    結果ファイル"A"からの荷重ステップはスケールファクター1、2および3を、結果ファイル"B"からの荷重ステップはスケールファクター4、5および6を有することになります。

  4. コンフィギュレーションファイルを保存します。
Step 2:
  1. HyperViewのセッションを開始します。
  2. 結果ファイルの読み込みの順序を変更します。今回は結果ファイル“B”を最初に読み込み、次に結果ファイル“A”を読み込みます。
  3. 荷重ステップ101、102、および103は結果ファイル“B”からで、104、105、および106は結果ファイル“A”からとなります。
  4. 次に、Step 1で作成したコンフィギュレーションファイルを読み込みます。

    結果ファイル読み込みの順序が変わっても、適用されるスケールファクターは変わらず適用される点を確認します。