Create Derived Results

Expression Builderは、ユーザー定義のデータタイプの式をHyperView内で直接オーサリングすることが可能なグラフィカルユーザーインターフェースです。

これらの式は、XMLステートメントに解析され、Result Mathでの処理に渡される、簡易化されたTemplexスタイルのシンタックスを使用します。
Createツールで、Resultsをクリックします。


図 1.
注: Resultsブラウザ内の任意の位置またはを右クリックし、コンテキストメニューからCreateを選択します。


図 2. Expression Builder

ラベルはデータタイプ名となり、その解析固有のものでなければなりません。出力はすべての荷重ケースについて定義されるか、もしくは現在のものに制限することが可能です。

式のテキストは演算子とテーブル引数で構成され、ApplyまたはOKがクリックされると検証が行われます(無効な式は処理されません)。式のテキストは相当するXMLフォームに解析され、Result Mathに渡されます。ユーザー定義のデータタイプはそこでサブケースに追加され、HyperViewのポスト処理パネルで選択できるようになります。ユーザー定義のデータタイプがHyperWorksアプリケーションによって読み出されるために選択された際にのみ、Result Mathで処理されます。

Expression Builderダイアログは、下記の3つの領域に分けられています:
  • 出力パラメータ:このラベルは、結果のブラウザまたはポスト処理パネルから結果を選択した際に現れるユーザー定義のデータタイプ名を定義します。データタイプの出力は、現在の荷重ケースのみに制限することができますが、デフォルトではすべての荷重ケースを含むよう設定されています。
  • 演算子とテーブル選択:このセクションは、どのテーブルと、それらのテーブルのどの演算子が式のテキストに追加されるかを定義します。解析で使用可能な演算子ライブラリのリストは、file load reader optionsパネル内のresult mathテンプレートによってコントロールされます。
  • 式のテキスト:演算子とテーブル引数から成るTemplexスタイルのステートメントを含みます。
テーブルとデータタイプの違いを理解することは大切です。テーブルはデータタイプの構築ブロックで、リーダーの提供するデータタイプもテーブルで構成されます。例えば、応力のデータタイプは通常下記の3つのテーブルから成ります:
  1. ソリッド要素に結びつく応力値(pool = “solid”
  2. シェル@ Z1に結びつく応力値(pool=”shell”, layer=”Z1”
  3. シェル@ Z2に結びつく応力値(pool=”shell”, layer=”Z2”

この違いを理解することは、Result MathとExpression Builderがどのように働くかの理解に役立ちます。テーブルがどのように表示されるかを簡易化するために、Expression Builderはデフォルトによりテーブル選択のあまり詳細ではないビューを示すよう設計されています。テーブルの選択時に明示的に指定されていないパラメータは、HyperView内の実行コンテキストによって定義されます(詳細については、Execution Context and Table Addressesをご参照ください)。