Tracking

アニメーション中に任意のエンティティをトラッキングするには、Trackingツールを使用します。

Createツールで、Create > Tracking Systemsを選択します。



図 1. Trackingパネル(Planeが選択されている)

1つのエンティティがトラッキングされる際、そのエンティティの選択された変位および回転について、ビューは一定に保たれます。これにより、選択されたエンティティが同じ位置に留まった状態で、モデルの動きを確認することが可能となります。

HyperViewは、モデルベースとウィンドウベース両方のトラッキングシステムをサポートします。トラッキングシステムは特定のモデルに属し、特定のモデルのエンティティを使って定義されますが、トラッキングシステム用のモードはモデルベースまたはウィンドウベースのいずれかに設定することが可能です。デフォルトでは、新たに作成されたトラッキングシステムはモデルベースとなります。

また、出力を全体座標系の方向に戻すために、トラッキングシステムを全体座標系に揃えることも可能です。

現在のモデルについて定義されているトラッキングシステムは、Tracking Systemsリストに一覧表示されます。トラッキングシステムは、リストに追加、またはリストから削除することが可能です。ラジオボタンでは、トラッキングシステムのアクティブ化 / 非アクティブ化、または、リストされているすべてのトラッキングシステムの表示オフが行えます。リストのヘディングをクリックすることで、Tracking Systemsリスト内のアイテムをソート(並び替え)することもできます。さらに、リスト内のアイテムについて、キーボードショートカットとコンテキストメニューが使用可能です。

トラッキングシステムはモデルに関連付けされます。同じウィンドウ内で2つのモデルを重ねて描く際、モデルの形状を比較するには、各モデルについてトラッキングシステムを定義する必要があります。

ウィンドウ内の他のモデルからのトラッキングシステムは、それらが“ウィンドウ“ベースであればTracking Systemsリストに表示されます。例えば、1つ目のモデル(M1)からの1つ目のトラッキングシステム(T1)は、別のモデルのトラッキングシステムリスト内ではM1:T1として表示されます。