ウィンドウベースのトラッキングシステム

ウィンドウ内の他のモデルからのウィンドウベースのトラッキングシステムは、現在のモデルのトラッキングシステムリスト内に表示されます(現在のモデルにもウィンドウベースのトラッキングシステムが含まれていることが条件)。

例えば、1つ目のモデル(M1)からの1つ目のトラッキングシステム(T1)は、別のモデルのトラッキングシステムリスト内ではM1:T1として表示されます。他のモデルについてのエンティティ定義は変更できませんが、トラッキングシステムの他のプロパティは(現在のモデルの一部ではないにもかかわらず)変更が可能です。

Window trackオプションが非アクティブである場合(モードを“ウィンドウ”ベースから“モデル”ベースに戻す)は常に、トラッキングシステムは別のモデルのトラッキングシステムリストから削除されます。
注: 下記の使用例ではすべて、ウィンドウは2つのモデル(M1とM2)を含み、各モデルには1つのトラッキングシステム(T1とT2)が含まれていると仮定しています。

トラッキングシステムが“ウィンドウベース”にされると何が起こるか?

M1:T1が"window"モードに設定され、それがカレント(現在のもの)とされると、M2の現在のトラッキングシステムは0にリセットされます。M2が描かれると常に、ポストウィンドウ内でウィンドウベースのトラッキングシステムがアクティブであり、それが真でであれば、M2はそれ自体をドローイングするために、そのシステムの変換を使用します。

この時点で、M2:T1をカレントと設定することにより、M2は尚も、ウィンドウベースのトラッキングシステムを無効にします。M1:T1モードが“window”にセットされ、それがカレントに指定されていない場合、何も起こりません。

ウィンドウトラッキングシステムが削除されると何が起こるか?

M1:T1が"window"モードにセットされ、それがカレントに指定されている場合、M2は描画にM1のトラッキング変換を使用します。

この時点で、M1:T1が削除されると、M2にオプション"Clear tracking system"を設定した場合、M2が描画されます。

他のパネル内での"Use tracking system"オプションの影響(例えばContourパネルで):

M1:T1が"window"モードにセットされ、それがカレントに指定されている場合、M2は描画/アニメーションのみにM1のトラッキング変換を使用します(Deformedパネルと同様)。

M2の関連で、"Use tracking system"オプションがContourパネルでアクティブになっていると、トラッキングシステムなしでコンターを適用することと同じです。

他のモデルに属するトラッキングシステムの編集

M1:T1が"window"モードにセットされ、それがカレントに指定されている場合にM2が現在のモデルとされると、M1:T1はトラッキングシステムリスト内に表示されます。そこでM1:T1が“モデル”ベースに変更されると、M2のトラッキングシステムリストから削除されます。