HyperWorksのResult Math
ユーザー定義のデータタイプの結果への追加、および、結果処理タスクのみに焦点を当てた再使用可能かつ修正可能なライブラリのセットにHyperViewから複雑な操作タスクを移行することが可能な結果操作ライブラリです。
- 再生可能 - Result Mathは、HyperGraph、HyperViewおよびHVTransによって使用されます。時間のかかる結果操作タスクは、HVTransを使ってバッチで行い、H3Dに保存することが可能です。HyperGraphは、HyperViewと無関係にユーザー定義のデータタイプを読み込むことができます。
- 修正可能 - Result Math演算子ライブラリは、シンプルなコンフィギュレーションファイルの変更に追加または置き換えが可能です。ネットワークインストレーションは、ローカルコンフィギュレーションファイルへリダイレクトすることにより修正することができ、ユーザーによる演算子ライブラリの追加、置き換えまたは削除を可能とします。
このフレキシブルな設計により、それを使用するHyperWorksアプリケーションを中断させることなく、新しい機能を追加または更新することができます。
機能
- リソース、式、テーブルおよびユーザー定義のデータタイプを描写するフレキシブルなXMLシンタックス。リソースは、データ操作演算への包含のために、外部ファイル(追加のFEA入力デック、ソルバー結果ファイル、XML ASCIIファイルなど)を含んだ基本モデルおよび結果を超えて追加できます。式のシンタックスでは、一般的な演算の際使用が可能で、複数のユーザー定義データタイプから、または他の式からコールすることができます。フレキシブルなテーブル回復システムは、シミュレーション、サブケース、およびファイルの境界にまたがり、モデルおよび結果データへのアクセスを可能にします。
- モデルデータキャプチャーは、材料および特性エンティティ、さらに、Result Mathによってサポートされるエンティティに結びついた属性をサポートします。キャプチャーされたすべての属性は結果の値としてアクセスでき、演算で使用が可能です。
- XMLのHVTransへの読み込み時に、バッチモードでの処理を可能とします。
- モデル/結果のペアに付加することが可能なXMLステートメントを生成するシンプルなTemplexに似たシンタックスを使用するGUI。このGUIは、外部リソースの追加をサポートし、ユーザー定義の式へのアクセスを容易にし、XMLステートメントを見る必要なしに1つのダイアログ内で使用法のヘルプを提供します。
- コンフィギュレーションファイルを介したハイレベルなカスタマイズ、ユーザー定義の数式、コンパイル/解釈されたプラグイン、Result Math Templateファイル群を介したHyperViewへのシームレスな統合。
Result Mathおよびそのコントロールに使用されるXMLシンタックスの機能は、後続の章にて説明されています。Result Math演算の全般的な説明は、実世界の問題の解を求める目的の例題で示されています。モデルファイルと結果ファイル、およびコメント付きXMLファイル群が、同様の使用例をカバーするよう提供されています。