プライジオメトリのスムージング

プライジオメトリのスムージングは、通常コンセプトレベルの複合材のフリーサイズ最適化から生成される有限要素のプライ形状をスムージングし、有限要素のプライ形状からジオメトリを生成する機能を提供します。

  1. メニューバーAerospace > Composites > Ply Geometry Smoothingをクリックします。
  2. ジオメトリ形状に変換するFEプライを選択します。
  3. ジオメトリを配置する位置を選択します。
    • 元のコンポーネント
    • プライごとに個別のコンポーネント
  4. ラインまたはサーフェスのいずれかを、STEPファイルとしてエクスポートするジオメトリとして選択します。
  5. 境界のスムージングを行わず、そのままの形状を保持する場合は、Smooth Iterationをゼロに設定します。そうでなければ、反復回数として10~20を使用します。
  6. 小さな穴をふさぐ、パッチする、またはプライから削除するように定義する場合は、小さな領域を以下のいずれかに設定します:
    • Area Ratio – 積層材の面積に対する小さな領域の面積の比率
    • Element Count – 小さな領域を定義する要素の数
  7. 入力プライが複数の個別の領域で構成される場合、新しいプライを生成するには、Split disconnected ply regions into separate new ply entitiesを選択します。
  8. Update ply element setsは以下のとおり。
    • 非選択 – 要求されたプライのジオメトリを生成しますが、入力プライに割り当てられた要素セットは変更しません。
    • 選択 – 要求されたジオメトリの生成に加え、スムージングが反映された新しい要素セットが作成され、入力プライに割り当てられます。
  9. STEPファイル名を指定します。
    ジオメトリプライが作成され、STEPファイルにエクスポートされます。


    図 1. 反復回数が0のスムージングの結果


    図 2. 反復回数が20のスムージングの結果