基準値設定

QI(品質基準)およびバッチメッシング、更にQIベースの要素チェックで使用される基準値設定の概要。

Criteria Editorを使用して基準値設定を構成します。基準値設定はファイルとして保存することができ、編集目的で読み込むこともできます。

アクセス
メッシュ > 基準値に移動、または、Element Qualityの凡例を右クリックし、Edit Criteriaを選択します。


図 1.

ダイアログの左側にあるツリーで、2Dと3Dの基準値を切り替えます。

一般的な基準値設定は次のとおりです:
Target element size
メッシュの要素サイズ。
注意:
この値の変更により、”Min Size”と”Max Size”の設定に矛盾が生じた場合、各項目は赤い文字で表示されます。
Row Up, Row Down(
Element Quality Criteria凡例内の基準値の表示順序を変更します。
ヒント: Criteria凡例内のしきい値を調整した後で要素基準値の順番を変更した場合、しきい値はfailの値にリセットされます。したがって、最初に要素基準値の順番を変更し、次にCriteria凡例のしきい値を変更するのが最適な方法となります。
Calculation method
基準値チェックの計算時に使用するソルバーを選択します。
Time step calculator(
TimeStepに基づいた最小長カリキュレーターです。これを使用して、材料、時間ステップ、スケールファクター、ヤング率、ポアソン比、および密度に基づいて推奨の最小長を計算できます。
定義済みの材料の選択が可能です。またカスタム材料の定義も可能です。
計算された最小長さは、Use min length from timestep calculatorのチェックボックスを選択すると適用されます。
チェックはテーブル内で定義できます。各チェックは”Checks”カラムに表示され、各チェックに関連付けられたコントロールと値はその右側のカラムに表示されます。
On
”On”カラムのチェックボックスを使用し、個々のチェックのオンとオフを切り替えます。
Color
色見本をクリックして、要素または凡例の新しい色を選択します。

これは、Element Quality凡例内の色見本をクリックして選択することもできます。

Calculation method
特定のチェック用に適用する計算方法を選択します。利用可能なオプションは、各チェックによって異なります。それぞれのCalculation Methodリストボックス内をクリックして、各Checksエントリについて代替方法を使用できるかどうかを確認します。
各オプションについては、要素品質の計算方法を参照してください。現在、Chordal Deviationチェックは、バッチメッシングまたはQIメッシング実行時には無視されます。これは、Quality IndexパネルでのQI値計算にのみ使用されます。
Fail value
”Fail”カラムでは、各チェックにおいて不適合と判断される値を変更することができます。
Ideal、Good、Warn、Worst、およびWeight
Ideal、Good、Warn、Worst欄は、自動的に内挿または外挿されます。
Weight、Ideal、Good、Warn、およびWorstの各列を確認、編集するには、Advanced チェックボックスを選択します。
これらの変更は、品質指数値がどのように計算されるかを修正しますが、最終的なメッシュに大きな影響を与えることはありません。Weight係数も調整可能ですが、これも、その他と比較して1桁多い値を指定しない限り最終的なメッシュ形状に大きな違いを与えることはありません。Weight係数のデフォルト値を使用することを推奨します。