HWD-0091:プレゼンテーションレポートの作成

このチュートリアルでは、Loop resultsとEntity overview モジュールを使用して、プレゼンテーションレポートを作成、実行、およびエクスポートする方法を学習します。

チュートリアルで使用されるファイル群は以下にあります:

<installation_directory>/tutorials/hwdesktop/mv_hv_hg/publish_reports/

開始に先立ち、HyperWorks Desktop 2019.1.2またはそれ以降をご使用であることを確認してください。

Presentationレポートの作成

本演習では、スライドレイアウト、既存のスライドおよびモジュールを使ったPresentationレポートツリーの作成、レポートアイテムの実行、およびPresentationレポートのエクスポートを行います。

開始に先立ち、Report_Tutorial_Session.mvwpublish_reportsフォルダーから自身の作業ディレクトリにコピーしてください。

レポートの起動

本ステップでは、HyperWorks Desktopでレポートを起動します。

  1. メニューバーReportを選択します。
  2. ReportリボンでNew Reportをクリックします。
  3. Reportリボンからをクリックします。
  4. メニューバーからFile > Open > Sessionを選択します。
    Open Session Fileダイアログが開きます。
  5. ブラウズしてReport_Tutorial_Session.mvwファイルを選択します。
    ファイルがグラフィックスウィンドウに開きます。
  6. プレゼンテーションマスターファイルの更新:
    1. Fileメニューから、Preferencesをクリックします。
    2. CommonセクションからReportを選択します。
    3. Default Report Typeとして、PPTを選択します。
    4. Master DocumentセクションでPresentationにpptMaster.pptxをブラウズして選択します。

レポートツリーの作成

本ステップでは、Presentationのレポートアイテムを使って、レポートツリーを作成します。

  1. Reportリボンから、New Reportをクリックし、をクリックします。
  2. レイアウトオプションを選択します。
    図 1.
  3. One Image with Caption.を選択
    新規スライドが、レポートツリーのReportの下に追加されます。
  4. スライドをIntroductionと名付けます。
  5. エンティティエディターを使って、テキストエンティティのプロパティを定義します。
    1. Introductionの下で、テキストエンティティを選択します。
      テキストエンティティにエンティティエディターが開きます。
    2. Textをクリックしを選択します。
      Define Textダイアログが開きます。
    3. ダイアログに、This is a wing model analysis report.と入力します。
    4. OKをクリックしてダイアログを閉じます。
  6. テキストエンティティをプレビューします。
    1. をクリックしてテキストエンティティをプレビューします。
      Define Textダイアログが開き、エンティティのコンテンツを表示します。
    2. Cancelをクリックしてプレビューを閉じます。
  7. エンティティエディターを使用し、画像エンティティのプロパティを定義します。
    1. Introductionの下で、画像エンティティを選択します。
      画像エンティティにエンティティエディターが開きます。
    2. 画像エンティティをFigure 1 - Wing Modelに変更します。
    3. SourceをGraphics Areaに設定します。
    4. ModelをPage 1/Window 1に設定します。
  8. Figure 1 - Wing Modelを選択し、をクリックします。
    画像エンティティが実行され、HyperWorks Desktopウィンドウからキャプチャーされて更新されます。
  9. 手順6を繰り返すことにより、画像エンティティをプレビューします。

レポートのエクスポート

本ステップでは、レポートをエクスポートします。

  1. レポートブラウザで、Reportを選択し、レポートツールバーでをクリックします。
    ファイルブラウザウィンドウが開きます。
  2. ブラウズして、出力先フォルダーを選択します。
  3. レポートのタイトルに、Model Overview Report - PPTと入力します。
  4. Saveをクリックします。
    Presentationレポートおよびレポートテンプレート(.tpl)が保存されます。

Assembly Overviewモジュールの作成

このステップでは、Assembly Overviewモジュールを作成します。

  1. レポートブラウザで、Reportを選択し、ReportリボンでAdd Modules > Model Info > Entity Overviewをクリックします。
    レポートツリーのReportに、Entity Overviewモジュールが追加されます。
  2. エンティティエディターを使って、Entity Overviewモジュールのプロパティを定義します。
    1. モジュールをLevel 2 Assembly Overviewと名付けます。
    2. ModelをPage 2/Window 1に設定します。
    3. Entity Typeを Assembliesに設定します。
    4. Assembly Levelを2に設定します。
    5. LayoutオプションをOne Image with Captionに設定します。
  3. Level 2 Assembly Overviewモジュールを選択し、Runをクリックします。
    Assembly Overview - HyperView - Model Overviewダイアログが開きます。
  4. グラフィックス領域に注釈が作成されたことを確認しAssembly Overview - HyperView - Model OverviewダイアログでCapture Imageをクリックします。
    画像が注釈と共にキャプチャーされ、画像の出力がレポートツリーに追加されます。
  5. をクリックし、Assembly Overview - HyperView - Model Overviewダイアログを閉じます。
    ヒント: Previewオプションを使って、画像の出力を確認できます。
  6. 手順1から5までを繰り返し、Level 3 Assemblyという名のEntity Overviewモジュールをキャプチャー、実行します。
    画像が注釈と共にキャプチャーされ、図 2のように画像の出力がレポートツリーに追加されます。


    図 2.

Property OverviewモジュールとModel Statisticsモジュールの作成

本演習では、Model StatisticsモジュールとProperty Overviewモジュールを作成します。

  1. レポートブラウザで、Reportを選択し、ReportリボンでAdd Modules > Model Info > Entity Overviewをクリックします。
    Entity Overviewモジュールが、レポートツリーのReportの下に追加されます。
  2. エンティティエディターを使って、Entity Overviewモジュールのプロパティを定義します。
    1. モジュールをProperty Overviewと名付けます。
    2. ModelをPage 2/Window 1に設定します。
    3. Entity Typeを Propertiesに設定します。
  3. Property Overviewモジュールを選択し、Runをクリックします。
    Property Overview - HyperView - Model Overviewダイアログが開きます。
  4. グラフィックス領域に注釈が作成されたことを確認しProperty Overview - HyperView - Model OverviewダイアログでCapture Imageをクリックします。
    画像が注釈と共にキャプチャーされ、図 3のように画像の出力がレポートツリーに追加されます。


    図 3.
  5. をクリックし、Property Overview - HyperView - Model Overviewダイアログを閉じます。
    ヒント: Previewオプションを使って、画像の出力を確認できます。
  6. レポートブラウザで、Reportを選択し、ReportリボンでAdd Modules > Model Info > Model Statisticsをクリックします。
    Model Statisticsモジュールが、レポートツリーのReportの下に追加されます。
  7. エンティティエディターで、ModelをPage 2/Window 1に設定します。
  8. Model Statisticsモジュールを右クリックし、Runを選択します。
    ヒント: Previewオプションを使って、モデルの統計を確認できます。
    モデルの統計のデータは、図 4に示すように、レポートツリーのModel Statisticsの下に追加されます。


    図 4.

Applied Forces and Displacements Results Loopモジュールの作成

本ステップでは、Applied Forces and Displacement Results Loopという名称のLoop Resultsモジュールを作成します。

  1. レポートブラウザで、Reportを選択し、ReportリボンでAdd Modules > Results > Loop Resultsをクリックします。
    Loop Resultsモジュールが、レポートツリーのReportの下に追加されます。
  2. エンティティエディターを使って、Loop Resultsモジュールのプロパティを定義します。
    1. モジュールをApplied Forces and Displacement Results Loopと名付けます。
    2. ModelオプションをPage 3/Window 1に設定します。
    3. Componentsをクリックし、をクリックします。
      コンポーネントセレクターガイドバーが開きます。
    4. By IDを選択します。
    5. Components欄に2, 70, 97, 98を入力し、Addをクリックします。
      コンポーネントIDがComponents入力欄にリストされます。
    6. Returnをクリックし、Extended Entityダイアログを閉じます。
    7. component selectoパネルで proceedをクリックし、パネルを終了します。
    8. Property EditorからLoadcaseをクリックし、multiple選択します。
      Select Load Casesダイアログが開きます。
    9. パネルに表示されている荷重ケースを選択し、OKをクリックします。
  3. Applied Forces and Displacement Results Loopを選択し、をクリックします。
  4. Two Images with Captionsを選択します。
    スライドレイアウトが、レポートツリーのApplied Forces and Displacement Results Loopの下に追加されます。スライドレイアウトには、モジュールのタイトル、2つの画像および2つのキャプションが含まれます。
  5. エンティティエディターを使用し、1つ目の画像エンティティのプロパティを定義します。
    1. 1つ目の画像のエンティティの名称をApplied Forcesに変更します。
    2. ModelをPage 3/ Window 1に設定します。
    3. Output Typeを Animated GIFに設定します。
  6. エンティティエディターを使用し、2つ目の画像エンティティのプロパティを定義します。
    1. 画像エンティティの名称をDisplacement Resultsに変更します。
    2. ModelをPage 3/ Window 2に設定します。
    3. Output Typeを Animated GIFに設定します。
  7. エンティティエディターを使用し、1つ目のテキストエンティティを更新します。
    1. 1つ目のキャプションの名称をApplied Forces Captionに変更します。
    2. Textをクリックしを選択します。
      Define Textダイアログが開きます。
    3. This is the Applied Forces Image.と入力します。
    4. OKをクリックしてダイアログを閉じます。
  8. エンティティエディターを使用し、2つ目のテキストエンティティを更新します。
    1. 2つ目のキャプションの名称をDisplacement Resultsに変更します。
    2. 手順7.bを繰り返します。
    3. This is the Displacement Results Image.と入力します。
    4. 手順7.dを繰り返します。
  9. Applied Forces and Displacement Results Loopモジュールを選択し、Runをクリックします。
    注: この実行プロセスには数分かかる場合があります。
    ヒント: Previewオプションを使って、画像と結果のテーブルを確認できます。
    必要な画像と結果のテーブルは、図 5のとおり、レポートツリーのApplied Forces and Displacement Results Loopの下に追加されます。


    図 5.

Composite Stress Results Loopモジュールの作成

本ステップでは、Composite Stress Results Loopという名称のLoop Resultsモジュールを作成します。

  1. Reportを選択し、Add Modules > Results > Loop Resultsをクリックします。
    Loop Resultsモジュールが、レポートツリーのReportの下に追加されます。
  2. エンティティエディターを使って、Loop Resultsモジュールのプロパティを定義します。
    1. モジュールをComposite Stress Results Loopと名付けます。
    2. ModelをPage 4/Window 1に設定します。
    3. Componentsをクリックし、をクリックします。
      コンポーネント選択のパネルが開きます。
    4. コンポーネント選択パネル内のをクリックし、コンポーネントをリセットします。
    5. コンポーネントセレクターをクリックします。
      Extended Entity Selectionダイアログが開きます。
    6. By IDを選択します。
    7. Components欄に2, 70, 97, 98を入力し、Addをクリックします。
      コンポーネントIDがComponents入力欄にリストされます。
    8. Returnをクリックし、Extended Entityダイアログを閉じます。
    9. component selectoパネルで proceedをクリックし、パネルを終了します。
    10. Load Casesをクリックし、をクリックします。
      Select Load Casesダイアログが開きます。
    11. パネルに表示されている荷重ケースを選択し、OKをクリックします。
  3. Composite Stress Results Loopモジュールを選択し、をクリックします。
  4. One Image with Captionを選択します。
    スライドレイアウトが、レポートツリーのComposite Stress Results Loopの下に追加されます。スライドレイアウトには、モジュールのタイトル、1つの画像および1つのキャプションが含まれます。
  5. エンティティエディターを使用し、画像エンティティのプロパティを定義します。
    1. ModelをPage 4/ Window 1に設定します。
    2. Note LocationをHotSpots of Contourに設定します。
      追加のオプション群がアクティブになります。
    3. 以下のプロパティについては、デフォルト値を使用します:
      • Find Hotspots
      • Thresholds
      • Tolerance
      • Maximum Hotspots
    4. Advancedの下にある Thresholds > Defineをクリックします。
      Define Thresholdダイアログが開きます。
    5. デフォルトのFailおよびWarn Limitの値を使用します。


      図 6.
    6. OKをクリックして値を確認し、しきい値の定義を完了します。
      Thresholds欄には、図 7に示すように、緑色のチェックマークが表示されます。


      図 7.
  6. Composite Stress Results Loopモジュールを右クリックし、Runを選択します。
    注: この実行プロセスには数分かかる場合があります。
    ヒント: Previewオプションを使って、画像と結果のテーブルを確認できます。
    必要な画像と結果のテーブルは、レポートツリーのComposite Stress Results Loopの下に追加されます。

レポートのエクスポート

本ステップでは、レポートをエクスポートします。

  1. Reportレベルで右クリックし、Expand Allを選択します。
    これで、レポートツリー内のすべての子レベルが展開されます。ツリー構造により、Presentationレポートとしてエクスポートされるレポートのコンテンツを知ることができます。
    図 8.
  2. レポートブラウザで、Reportを選択し、レポートツールバーでをクリックします。
    ファイルブラウザウィンドウが開きます。
  3. ブラウズして、出力先フォルダーを選択します。
  4. レポートのタイトルとして、WingFrame_PPTReportと入力します。
  5. Saveをクリックします。
    Presentationレポートを保存している間に、作業ウィンドウが開きます。Presentationレポートおよびレポートテンプレート(.tpl)が保存されます。PowerPointファイルが自動的に開きます。コンテンツが、ライブセッション内のレポートに追加されます。