数理スクリプティング環境へのデータの取り込み
スクリプティング機能の一般的な用途として、既存のPOSTFEKO結果の変更があります。
そのためには、DataSetとして定義された結果に対するハンドルをスクリプティング環境に取得する必要があります。たとえば、あるセッションのいずれかの近傍界に対するハンドルを取得するには、キー文字列を指定したGetDataSet関数を使用します。キー文字列の形式は次のとおりです。
"[Model].[Configuration].[Request Name]"
次のコードは、セッションにあるすべての近傍界結果を一覧出力します。ここでは、ホーンモデルに存在する近傍界の名前を使用して、結果に対するハンドルを取得しています。このハンドルは、これ以上の処理を必要とせずに返されます。結果をPOSTFEKOに表示して、詳しく可視化できます。
names = pf.NearField.GetNames() printlist(names) nearfield = pf.NearField.GetDataSet("Horn.StandardConfiguration1.NearFields") return nearfield
1: "Horn.StandardConfiguration1.NearField1"
2: "startup.Configuration1.NearFields"
近傍界の数理スクリプトを作成する手順は以下のとおりです。
- POSTFEKOでHorn.fekファイルを開きます。
- Homeタブ、Scriptingグループで、 New scriptアイコンをクリックします。ドロップダウンリストで Near fieldアイコンを選択します。
- コードを変更します(オプション)。
- Run scriptアイコンをクリックします。