DataSetの構造

DataSetを変更または生成するには、その構造を理解することが重要です。

DataSetの構造には、次の3種類のデータが存在しています:
  • Axesは、ビューの中でデータをプロットできる独立軸です。
  • Quantitiesは、指定の軸方向にプロットできるデータのタイプです。
  • MetaDataは、DataSetに関係する追加データで、そのDataSetPOSTFEKOでどのように解釈するかに影響するデータです。


Figure 1. DataSetの可視化。

追加データフィールドでは、結果の実際の値を参照します。データのインデックス処理は、定義されている軸と量の構造で決まります。データフィールドについては、直接アクセスしないようにする必要があるフィールドなので、ここでは説明しません。フィールドへの適切なアクセス方法については以下で説明します。

Table 1 に、POSTFEKOで現在サポートされているすべての基本単位を示します。POSTFEKOで値の管理方法を確定できるように、すべてのAxesQuantitiesに単位を指定する必要があります。この表にある基本単位を基に、/ˆなどの演算子を使用して複雑な単位を構築することもできます。たとえば、加速度をm/sˆ2と記述できます。

さまざまなタイプのデータでデータを構成することもできます。 Table 2 に、サポートされているデータタイプを示します。

Table 1. サポートされている単位
単位
距離 m
インチ
フィート
マイル
ミル
角度
ラジアン
周波数 Hz
時間
質量 g
t
温度 C
K
F
電流 A
電荷 C
N
電位差 V
抵抗 Ω
導電率 S
電力 W
静電容量 F
インダクタンス H
Table 2. サポートされているデータタイプ
データタイプ 説明
スカラー 任意の実数値データ。
複素数 実数成分と虚数成分で構成した複素数値。
ブール値 true値とfalse値のどちらか。