DataSetの構造
DataSetを変更または生成するには、その構造を理解することが重要です。
- Axesは、ビューの中でデータをプロットできる独立軸です。
- Quantitiesは、指定の軸方向にプロットできるデータのタイプです。
- MetaDataは、DataSetに関係する追加データで、そのDataSetをPOSTFEKOでどのように解釈するかに影響するデータです。

Figure 1.
DataSet
の可視化。追加データフィールドでは、結果の実際の値を参照します。データのインデックス処理は、定義されている軸と量の構造で決まります。データフィールドについては、直接アクセスしないようにする必要があるフィールドなので、ここでは説明しません。フィールドへの適切なアクセス方法については以下で説明します。
Table 1 に、POSTFEKOで現在サポートされているすべての基本単位を示します。POSTFEKOで値の管理方法を確定できるように、すべてのAxesとQuantitiesに単位を指定する必要があります。この表にある基本単位を基に、/
やˆ
などの演算子を使用して複雑な単位を構築することもできます。たとえば、加速度をm/sˆ2
と記述できます。
さまざまなタイプのデータでデータを構成することもできます。 Table 2 に、サポートされているデータタイプを示します。
量 | 単位 |
---|---|
距離 | m |
インチ | |
フィート | |
マイル | |
ミル | |
角度 | 度 |
ラジアン | |
周波数 | Hz |
時間 | 秒 |
分 | |
時 | |
質量 | g |
t | |
温度 | C |
K | |
F | |
電流 | A |
電荷 | C |
力 | N |
電位差 | V |
抵抗 | Ω |
導電率 | S |
電力 | W |
静電容量 | F |
インダクタンス | H |
データタイプ | 説明 |
---|---|
スカラー | 任意の実数値データ。 |
複素数 | 実数成分と虚数成分で構成した複素数値。 |
ブール値 | true値とfalse値のどちらか。 |