軸は、データの計算方向となる次元です。多くの場合、データの計算位置となる一連の物理的な点や、データの計算位置となる周波数や位置が軸上に置かれます。すべての軸をTable 1に示します。これらのどの軸もDataSetに追加できます。

たとえば、ホーンアンテナから近傍界を取り込み、さまざまな軸を出力します。
Note: この近傍界には、3つの空間次元と1つの周波数次元が規定されています。
nf = pf.NearField.GetDataSet("Horn.StandardConfiguration1.NearField1")
for index, axis in pairs(nf.Axes) do 
  print(string.format("axis[%d]: %s axis with %d values [%E to %E] %s",
                            index,
                            axis.Name, 
                            axis.Count, 
                            axis.Values[1], 
                            axis.Values[#axis.Values], 
                            axis.Unit))
end
axis[1]: Frequency axis with 1 values [1.645000E+009 to 1.645000E+009] Hz
axis[2]: X axis with 21 values [-2.600000E-001 to 2.600000E-001] m
axis[3]: Y axis with 21 values [-2.000000E-001 to 2.000000E-001] m
axis[4]: Z axis with 1 values [4.600000E-001 to 4.600000E-001] m
この例を調べると、近傍界が1つの周波数と1つの高さで計算されていることがわかります。他の2つの空間次元は長方形を形成しているので、高さと周波数を固定した条件下では、この近傍界が平面であることがわかります。 各軸には値の単位も示されています。空間軸の単位はメートル(m)、周波数軸の単位はヘルツ(Hz)です。
Note: すべての軸でデータタイプはスカラーです。 つまり、この例のすべての軸の値は実数値です。
Table 1. 軸タイプとAxesフィールドの対応
軸タイプ Axesフィールド
位置 X
  Y
  Z
  Theta
  Phi
  Rho
  R
周波数軸 Frequency
その他の軸 Arbitrary
  Index
  MediumNames
  PortNumber
  Solution
  S-parameter
  Undefined
  Time