並列コンピューティング:Fluxでの使用方法
デフォルト設定
デフォルトでは、マルチスレッドアルゴリズム(統合およびアセンブリ)に複数のコアを使用できるマルチスレッドオプションがアクティブとなり、マシンのコアの半分が使用されます。分散コンピューティング(MPI)では、ユーザーの設定が必要です。
これらの機能は、Flux Supervisorのメニュー
より設定できます。ユーザー設定
ステップ | 動作 |
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1 |
Flux Supervisorにおいて Optionsをクリックします。 Parallel Computingタブを選択します。 |
2 | Multithreading領域で、マルチスレッドアルゴリズム(統合およびアセンブリ)に使用するコアの数を指定します。 |
3 |
Distributed computing (MPI)領域で、分散MUMPSソルバーで使用可能なリソースを指定します。Addをクリックし、最初の計算ノードを追加して、その名前とそこで実行できるプロセスの最大数を指定します。この数は、マシンの物理プロセッサ数と同じにする必要があります。 各計算ノードに対し、この操作を繰り返します。 必要に応じてTotal number of MPI processesを変更します。この数は、マシンセクションで指定したプロセスの数以下である必要があります。 必要に応じてNumber of threads per MPI processを変更します。マルチコアプロセッサの場合、物理プロセッサあたりのコア数と同じ数のスレッドを使用することをお勧めします。 |
4 | Applyをクリックして保存します。 |
註:
Multithreading領域で、Flux Supervisorは、実際のコアと仮想コアを区別できません(ハイパースレッドテクノロジにより)。たとえば、4コアアーキテクチャでハイパースレッドを使用する場合、8つのコアが検出されます。これらの仮想コアは計算時間を大幅に増大させるわけではありませんが、数値メモリを節約するため、これらを使用しないことをお勧めします。
Distributed computing (MPI)パートは、MUMPSで使用可能なリソースを指定するために使用します。このソルバーは、プロジェクトの解析オプションでMUMPS: parallel direct solver (Local)またはMUMPS: parallel direct solver (Distributed)を選択することにより指定する必要があります。