2Dプロファイルからの3Dの構築: 概要
概要
2Dプロファイルから3D形状を構築するには、ユーザー指定の平面(スケッチ平面)上で2Dプロファイルを作成するか、既存の2Dプロファイル(既存オブジェクトのフェイス)を使用する必要があります。その後で、それらのフェイスを押し出すことができます。押し出しには次の4種類があります:
- Extrusion along vector
- Extrusion around axis
- Helicoïdal extrusion
- Extrusion along a path parametrizedまたはdefined by pointsを選択します。
スケッチ
スケッチは、スケッチャーのコンテキストを使用して目的の2Dプロファイルを作成するために基準面に定義するエンティティです。
作成した2Dプロファイルから3Dオブジェクトを構築する方法
作成した2Dプロファイルから3Dオブジェクトを構築する手順を次の表に示します。
段階 | 説明 | コンテキスト | 図解 |
---|---|---|---|
1 |
基準面の作成 作成する2Dプロファイルを3D環境で配置するために必要 |
モデラー | |
→ | エンティティの基準面を追加します(XY、XZ、YZの各面上にもデフォルトで基準面があります)。 | ||
2 | 選択した基準面でのスケッチの作成 | ||
→ | スケッチエンティティが作成されます。 | ||
→ | スケッチャーのコンテキストが自動的に開き、スケッチの基準面に配置されます。 | スケッチャー | |
3 | スケッチャーの機能*を使用した2Dプロファイルの作成 | ||
4 | スケッチャーのコンテキストの出力 | ||
→ | 選択した基準面上で3D環境モデラーに2Dプロファイルが表示されます。 | モデラー | |
5 | 指定した押し出しタイプ(ベクトル方向、軸中心、らせん状、経路方向)に従った2Dプロファイルの押し出し | ||
→ |
ツリーに次の各エンティティが作成されます:
|
既存の2Dプロファイルから3Dオブジェクトを構築する方法
既存の2Dプロファイルから3Dオブジェクトを構築する手順を次の表に示します。
既存の2Dプロファイルから作成した押し出しの特徴
スケッチからの押し出しではアセンブリ操作ができないので、オブジェクトは«固定されていない状態»になります。
オブジェクトに属するフェイスの直接押し出しと異なり、押し出しのライフサイクルを実現するために、得られたオブジェクトと押し出したフェイスがあるオブジェクトとの間でアセンブリ操作が必要です(押し出しとアセンブリの2つの形状操作が作成されます)。
これは、元のオブジェクトから押し出したフェイスのトポロジを変更できないように導入された制限事項です。つまり、このフェイスの輪郭は変更できません(ラインの数と種類を同一に維持する必要があります)。
ただし、押し出しの前に、このフェイスが属するオブジェクトに形状操作を適用することで、フェイスの寸法を変更することはできます。