複素数によって表される量を扱う関数
説明
Flux 3Dにおいて、複素スカラー量または複素ベクトル量は、実部と虚部によって定義されます。
使用
複素量を扱う関数は、I/Oパラメータを使用した式や、空間量を使用した式で使用できます。
主な関数
複素量を扱う関数を次の表にまとめます。
複素量を扱う関数 | |
---|---|
ModC(x) | 複素式xの複素絶対値 |
Arg(x) | 複素式xの偏角(ラジアン単位) |
Inst(z,t) | 複素式zのモーメントt(度単位)における値 |
Real(x) | 複素式xの実部 |
Imag(x) | 複素式xの虚部 |
Conj(x) | 複素式xの共役複素数 |
Cmplx(x,y) |
実数式xとyから作成した 複素式 |
x、y、zはスカラー量でもベクトル量でもかまいません。
他の関数
複素量に適用される他の2つのFlux 3D関数について、次のパラグラフで説明します。これらはベクトル絶対値(ModV)関数と一般の絶対値(Mod)関数です。