置換関数([ ]演算子)

注目点

[ ]演算子で表される置換関数では、既存の関数でパラメータ値を式に置換できます。

この関数のいくつかの機能を以下の例で説明します。

説明

置換関数([ ]演算子)の構文は次のとおりです:

PEs = PEi [X = Formula (X, …)]

ここで:

  • PEiは初期関数を“伝える”I/Oパラメータ
  • PEsは置換関数を“伝える”I/Oパラメータ

置換関数PEi[X=Formula(X, ...)]は、関数PEiの値を返します。ここで、引数Xは式Formula(X, ...)に置換されます。

動作モード

動作モードを過渡アプリケーションの例で示します。

次の初期関数が作成済みであると想定します:PEi = Trapez(TIME, T1 ,T2 ,T3)

次のI/Oパラメータを作成します:PEs = PEi[TIME=TIME-Td]

ここで:

  • TIMEは時間パラメータ
  • Tdは時間遅延の値

置換関数の使用例を以下に示します。

初期関数:

Fi(t) = Trapez(t,2,0,0)

置換関数:

Fs(t) = Fi(t)[t=t-2]

初期関数Fi(t)を2秒遅延させます。

置換関数:

Fs(t) = Fi(t)[t=t*2]

初期関数Fi(t)の時間を2倍に増やします。

置換関数:

Fs(t) = Fi(t)[t=Modulo(t,4)]

初期関数Fi(t)を4秒の周期に分割します。