メッシュ化コイル(2D/3D)
2Dでのメッシュ化コイルの表現
2Dアプリケーションでは、コイルは、コイル導体タイプの単一のサーフェス領域または一連のサーフェス領域によって表されます。
慣例により、電流は次のようになります:
- 画面から出てくる場合が正
- 画面に入っていく場合が負
電流の方向は、Orientationコマンドを使用して変更できます。
例(2D)
軸対称2Dスタディと平面2Dスタディのコイル表現例を以下に示します。
スタディ | 実際のデバイス | 有限要素ドメイン |
---|---|---|
2D軸対称スタディ: 円形コイルは単一の領域によって表されます。 |
||
2D平面スタディ 長方形コイルは次の2つの領域によって表されます:
|
||
このモデルでは、コイルの前方パートと後方パートは関与しません。 |
3Dでのメッシュ化コイルの表現
3Dアプリケーションでは、コイルは、コイル導体タイプの一連のボリューム領域によって表されます。
例(3D)
2つのコイル表現例を以下に示します。
“開いた”コイル | “閉じた”コイル |
形状制約条件(3D)
Fluxでは、すべてのコイル形状をモデル化できるわけではありません。
従うべき主なルールは次のとおりです:
- 一般に、断面の変更は可能です。
- 開いたコイルの場合、断面の変更は可能ですが、電流の入力フェイスと出力フェイスは同じ形状である必要があります。
- “パラサイト”ポイント / ラインは許可されていません
“パラサイト”ポイント / ラインは、右側の図に(太線で)示しているように無用な補足的形状エンティティ(ポイントまたはライン)です。
電流の方向(3D)
電流の方向は以下によって設定されます:
- 開いたコイルの場合は、電流の入力フェイスと出力フェイス
- 閉じたコイルの場合は、方向ライン
メッシュ化コイルと対称性 / 周期性
対称性や周期性が存在する場合、スタディドメインに示されるコイル(またはコイルのパート)のみが記述されます。コイル(またはコイルのパート)の対称性や周期性は、対称面や周期面の境界条件によって考慮されます。