有限要素ドメインと電気回路とのリンク

留意事項

磁界と回路との連成は、より線コイル導体またはソリッド導体を介して実現します。

この連成では、これらの導体を次のように2回表現します：

• 電気回路での1回の表現：
  • より線コイル導体タイプのコンポーネント
  • ソリッド導体タイプのコンポーネント

• 有限要素（FE）ドメインでの1回の表現：
  • コイル導体タイプの領域
  • ソリッド導体タイプの領域

リンク

有限要素（FE）ドメインの領域を、電気回路でそれに相当するコンポーネントにリンクする必要があります。

このリンクには、次の表に示すように2つのタイプがあります：

• コイル導体の場合は多対一（ 1）： 複数の領域を1つのコンポーネントにリンクできます（その逆方向のリンクは不可能です）。

• ソリッド導体の場合は一対一（ 2）： 1つの領域を1つのコンポーネントにリンクします。その逆方向のリンクも可能です。

有限要素ドメイン		電気回路
フェイス領域		FE連成コンポーネント
コイル導体	（1）	より線コイル導体
ソリッド導体	（2）	ソリッド導体

領域とコンポーネントとの関連付けに関する情報は、領域とともに保存されます。

リンクの確認

領域とコンポーネントとの関連付けを確認するには、Edit arrayコマンドを使用して目的の領域を編集し、どのコンポーネントがその領域にリンクしているかを確認します。