パラメータ化
概要
形状のパラメータ化は、形状構築モジュールの長所の1つです。
以下をパラメータ化できます:
- ワークピースの寸法
- ワークピースの相対変位(可変空隙など)
パラメータ化ツール
次のような形状オブジェクトをパラメータ化できます:
- 形状パラメータを使用して
- 局所座標系(参照座標系を基準にして定義される座標系)を使用して
これらの概念を次の例に示します。
例
この例では、さまざまな空僚の値で移動パートに作用する力に関する接触器のスタディを取り上げます。
固定パートが(0, 0, 0)を中心とする局所座標系REP1で定義され、移動パートが(0, 0, AIR-GAP)を中心とする局所座標系REP2で定義されています。AIR-GAPは空僚の厚みと等しい値のパラメータです。
移動パートのさまざまな位置、および空僚のさまざまな値を調査するには、対応するパラメータ(AIR-GAP)の値を変更し、対応するケースを処理するだけで十分です。
原理と制限事項
形状エンティティが変更されるたびに、この形状エンティティに依存するすべてのエンティティが、データベースツールを介して自動的に再評価されます。
パラメータまたは座標系を変更すると、このパラメータに付加されるポイント、ライン、さらにはフェイスやボリュームが変更されます。
重要: トポロジ(交差、重ね合わせなど)の一貫性はソフトウェアで検証されません。この検証はユーザーのタスクです。
前の例で、AIR-GAPパラメータの値がnullの場合、形状トポロジが変更され、ポイントとラインが重なり合うため、これをリアライズすることはできません。このようなケースは、パラメータ化で処理できません。
アドバイス
最初の座標系を使用して局所座標系を定義すると、“親座標系”を定義して、これに一連の“子座標系”を付加することができます。“親座標系”を変更することにより、この最初の座標系に付加された一連の“子座標系”、さらにはそれに付加されたポイント、ラインなどのグループが変更されます。
ユーザーは、座標系を別の座標系で定義することもでき、その座標系をさらに別の座標系で定義することもできます。この中間座標系の“カスケード”記述は、特に複数の回転が含まれるケースでは便利です。ただし、この場合、同定のアルゴリズムに数値的問題のリスクがあり、フェイスの構築がより重要になります。