表面力用の直接法(dFmagS)
概要
本章では、表面力用の直接法(dFmagS)を使用してインポート / エクスポートのデータコンテキストにおいて力コレクションを作成する方法について説明します。この種のコレクションを使用すると、力密度dFmagSによってフェイスメッシュ上の力を計算できます。
- アプローチの説明
- この力コレクションの作成
- 制限事項
- 例
アプローチの説明
このコレクションの作成
- データツリーで、Forces data collectionメニューを選択します。
- Forces data collectionの専用GUIで、Direct method for surface forces (dFmagS)を選択します。
- データ収集のためのデータサポートを選択します。
- Collection intervalとして、以下のいずれかを選択します:
- Collect for all the steps of the scenario
- Collect only for the current step
- Collect for a specified interval
- OKをクリックします。
- データツリーで作成したばかりの力データコレクションを右クリックして、Collect dataコマンドを実行します。
制限事項
- サポートに対して垂直な力のみを評価できます。
- このコレクションは、透磁率が異なる2つの領域の境界で定義する必要があります。
例
この例の目的は、図 1に示すアクチュエーターのプレートにかかる全体の力を計算することです。
このために、データ収集のためのサポートを定義します。これはFluxメッシュから作成し、図 1に示すのと同じものになります。サポートの作成時に押し出すラインから作成されたものです。
- このページに示す手法は
- 物理エンティティに対する計算によるもので、Computation > On physical entityタブで使用できます。
アプローチ | 力の値(N) |
---|---|
表面力用の直接法(dFmagS) | 4.53N |
物理エンティティに対する計算(領域) | 4.73N |