HyperViewとHyperGraphへのデータエクスポート

概要

HyperViewへのエクスポートを使用すれば、解析プロセスの途中や終了後にHyperViewまたはHyperGraphでFlux結果を表示し、ポスト処理できます。これにより、HyperViewまたはHyperGraphの高度なポスト処理機能の利点を活用できます。

エクスポート機能にはシナリオボックスからアクセスできます。このプロセスによって.h3dファイルが生成されます。

注: 解析プロセスの終了後にFluxのImport/Export contextからHyperViewに結果をエクスポートすることもできます。そのエクスポートがOptiStructやAcuSolveなどとのマルチフィジックス連成に特化されている場合でも可能です(詳細については、“データのインポート / エクスポートのコンテキスト”の章をご参照ください)。わかりやすくするために、これら2つのワークフローの比較を次に示します。
  シナリオによるエクスポート インポート / エクスポートのコンテキストによるエクスポート
目的のソフトウェア HyperView / HyperGraph OptiStruct / AcuSolveなど
サポート プロジェクトのドメイン全体 インポートしたメッシュ / メカニカルセットが同じ Flux エンティティ
全体量 1つまたは複数 1つのみ
シナリオステップ すべてのステップ 1つのステップまたはすべてのステップの選択
可視化 解析プロセスの途中または終了後 解析プロセスの終了後

Fluxでの.h3dファイルのエクスポート

エクスポート機能には、HyperView exportタブの解析ボックスからアクセスできます。

.h3dファイルのエクスポートの手順を以下に示します:
  1. データを格納する.h3dファイルの名前を選択します。
  2. デバイスについて計算する量を選択します。
注: HyperViewエクスポートでは、プロジェクトのサイズに応じて解析プロセスの実行速度が変化することがあります。

HyperViewでの.h3dファイルのインポート

Fluxで生成した.h3dファイルを、File > Load > Resultsメニューを使用してHyperViewにインポートします。インポートするファイルを選択してApplyをクリックします。

注: 解析プロセス中は、HyperViewで結果が自動的に更新されることはありません。結果を更新するには、上記のApplyボタンを再度クリックします。
結果を表示するためのヒントを以下に示します:
  • 節点についてFluxで計算した結果を表示するには、Use corner dataオプションをオンにする必要があります:

  • HyperViewで運動を可視化するには、次のアイコンからSet Transient Animation Modeを選択します:

制限事項

以下の条件下ではHyperViewエクスポートを使用できません:
  • 分布を扱うシナリオ
  • 次の解析プロセス実行中の再メッシュ化:
    • 形状パラメトリックシナリオ
    • 適応ソルバー
    • 圧縮可能なメカニカルセット: この場合は、圧縮可能なメカニカルセットが存在する領域を除いたデバイス領域がエクスポートされます。