出力ファイルを用いた初期条件定義

出力ファイルは、キーワードの/INISTAによって、以降の実行で、シェルまたはソリッドに初期条件を適用するために使用できます。

Runname_run#.styRunname_0000.styの両方のファイルが必要です。

以下の変数を初期化できます。

節点の場合:
  • 初期座標
  • 初速度
ソリッドの場合:
  • 塑性ひずみ
  • 内部エネルギー
  • 密度
  • 応力(エネルギーと密度が指定された場合は、圧力が上書きされます)

ソリッド要素の場合は、定式化がインクリメンタルであれば、初期条件が材料則の1、2、3、4、6、36、およびユーザー則と適合性があります。

シェルの場合:
  • 応力
  • ひずみ
  • 塑性ひずみ
  • エネルギー
  • 板厚
  • アワグラス

シェル要素の場合は、初期条件が材料則の1、2、36、およびユーザー則と適合性があります。

Runname_run#.styファイルは、Radioss Starterで/INISTAキーワードを使用して定義します。

Runname_0000.styファイルは、Runname_run#.styファイルで指定されたデータと節点識別および要素識別を関連付けるために必要です。

Runname_0000.styファイルまたはRunname_run#.styファイルの書き出しに使用するモデルは、現在のモデルと同じにすることも、変えることもできます(ただし、必ず、別のルート名にする必要があります)。

モデルが違う場合は、Runname_0000.styファイルの要素の数をRunname_0000.radファイルの要素の数より少なくする必要があります。

シェルのひずみテンソルは、引張破壊オプションを含む/MAT/LAW36 (PLAS_TAB)またはユーザー則に対してのみ必要です。

/INISTAの例

#---1----|----2----|----3----|----4----|----5----|----6----|----7----|----8----|----9----|---10----|
/INISTA
# ISRTYnnn
TEST_LOI70_0011.sty
#     IBAL IOUTYYfmt  IOUTYnnn
         0         0         0
#---1----|----2----|----3----|----4----|----5----|----6----|----7----|----8----|----9----|---10----|
/IOFLAG
#     IPRI               IGTYP     IOUTP    IOUTYY   IROOTYY     IDROT
         0                   0         1         0         0         0
#---1----|----2----|----3----|----4----|----5----|----6----|----7----|----8----|----9----|---10----|