/UPWM/SUPG(廃止)
Engineキーワード 運動量移流のためのTaylor Galerkin法を記述します。この方法は、多相材料則51(/MAT/MULTIMAT)では使用できません。
フォーマット
/UPWM/TG
fac
定義
フィールド | 内容 | SI単位の例 |
---|---|---|
fac | 風上項の係数。 3 デフォルト = 1.00 |
コメント
- Taylor展開が、速度ベクトルに適用され、Navier Stokes方程式に代入されます。標準のBubnov Galerkin積分を使用して積分が実行されます。これにより、流線特性を持つ項が得られます。粘性応力は無視可能であると想定されています(大きなレイノルズ数)。これは静止しているケースについても有効ではありません。
- このキーワードが使用される場合は、運動量移流のための通常の風上法(/UPWIND(廃止)からの係数 で定義)が置き換えられます。
- 以下について、最適な結果が得られます:
(1) ここで、Mはマッハ数です。すなわち、音速以下のシミュレーションの場合は、係数fac > 1が推奨されます。元のTG法はfac = 1.00について得られ、安定時間ステップの圧縮性を考慮しません(風上項はこれに比例します)。
- /SUPGオプションと/TGオプションは、3次元Euler、3次元ALE、および2次元Eulerで使用できますが、軸対象のケースにはお勧めできません。