ビレットの作成

Billetツールは、推定した寸法で自動的にビレットを作成し、表示します。

ビレットの作成

ビレットツールを使用して、新しいビレットを作成します。

  1. Extrusionリボンから、ビレットツールをクリックします。


    ビレットが作成され、表示されます。


  2. マイクロダイアログで、ビレットの寸法を定義します:
    • ビレット径:使用するビレットの直径。
    • コンテナ直径:プレスによって定義されます。Inspire Extrudeでは、この直径をビレット直径より¾インチ大きいものと見なします。据込プロセスの後、ビレットはこの直径となります。
    • ビレット長さ:ビレットの元の長さ。作成された実際のビレットは、直径がコンテナーの直径で長さが据込後のビレットの長さとなります。
    • スキン幅:ビレット表面は、後端部の欠陥の特定に使用される表面追跡解析を行う場合にのみ必要となり、作成されます。ビレット表面が作成されると、ソルバーは自動的に非定常解析を使用します。非定常解析は定常解析の5倍の時間がかかることに注意してください。
  3. Enterを押して各エントリを確定します。

    選択されている単位も表示され、必要に応じて変更できます。

ビレット表面の追跡

ビレット表面は、後端部の欠陥の特定に使用される表面追跡解析を行う場合にのみ必要となり、作成されます。

ビレット表面が作成されると、ソルバーは自動的に非定常解析を使用します。全サイクルの非定常解析は定常解析の5倍の時間がかかることに注意してください。

ビレットの作成時にSkin Thicknessオプションを有効にするだけで、ビレット表面が作成され、インターフェースで自動的に表面追跡解析が有効になります。


以下の図は、ソルバーがこの表面材料を使用して、この材料がいつ、どこで、どのようにして製品に入るのかを特定する様子を示しています。ビレット表面追跡は、以下の特定に役立ちます:
  • 後端部の欠陥
  • バットの長さ
  • 表面が予定より早く製品に入る可能性のある、ダイス設計の欠陥