スプレークエンチゾーン

Inspire Extrudeでは、四角形と円形の2つのタイプのスプレー冷却ゾーンをサポートしています。


四角形スプレーゾーン

四角形のクエンチングゾーンには、左、右、上、下の4つの面があります。

四角形のクエンチングゾーンの各面には、ラインセットとノズルセットの組み合わせを設定でき、特定の実行に対してこれらを有効または無効に設定することができます。デフォルトでは、上面が有効となっています。各ラインセットは一連のライン(デフォルトでは5本のライン)で構成され、各ラインには一連のノズル(デフォルトでは4つのノズル)があります。

  1. Quenchingリボンから、Quenchツールをクリックします。

    クエンチングゾーンのタイプを選択できる2番目のツールバーが表示されます。
  2. スプレーアイコンをクリックします。
    マイクロダイアログ内の移動ツールを使用してボックスをX、Y、Z方向に移動し、プロファイル上でゾーンの位置を調整します。
    マイクロダイアログのボタンをクリックすると、それぞれゾーンの上、下、右、左の側面を有効 / 無効にすることができます。円形のゾーンタイプでは、この機能は適用できないため無効です。
    四角形のスプレーゾーンが作成されます。ボックスの寸法を編集するためのマイクロダイアログに、ボックスの幅、長さ、および高さが表示されます。スプレーゾーンパラメータが示されたもう1つのマイクロダイアログが表示されます。
  3. ラインセットをクリックして、そのラインセットのパラメータを変更します。マイクロダイアログでパラメータを編集し、Enterを押します。
    ラインセットが新しい値で再作成されます。
    Flow Rateには、側面全体の流量を指定し、これが各ラインに等しく配分されます。両端には指定されたオフセットが設けられ、ラインが側面に等間隔で配置されます。このダイアログには、冷却材の温度も指定されます。ラインの向きは平行または垂直にできます。平行の場合はZ軸に沿う向きとなり、そうでない場合はZ軸と直角の向きとなります。
  4. ノズルセットをクリックして、そのノズルセットのパラメータを変更します。マイクロダイアログでパラメータを編集し、Enterを押します。
    ノズルが新しい値で再作成されます。
    Nozzle Pitchは、2つのノズル間の距離です。Start Offset値を使用することで、最初のノズルの、ゾーンの開始エッジからの位置が指定されます。
  5. 上記ステップを繰り返し、ゾーンの他のサーフェスのラインセットとノズルセットを作成します。
  6. 右クリックして、スプレーゾーンの編集コンテキストを終了します。

円形スプレーゾーン

円形のスプレーゾーンを作成するには、ドロップダウンからCircularタイプを選択します。円形のクエンチングゾーンには、ゾーンの周囲に等間隔で配置されたラインセットがあり、各ラインにはノズルセットがあります。

  1. Quenchingリボンから、クエンチツールをクリックします。

    クエンチングゾーンのタイプを選択できる2番目のツールバーが表示されます。
  2. スプレーアイコンをクリックします。
    四角形のスプレーゾーンが作成されます。
  3. ボックスのエッジをクリックします。スプレーゾーンのコンテキストがアクティブになります。スプレーゾーンのダイアログで、ドロップダウンからCircularを選択します。
  4. マイクロダイアログでゾーン開始欄を編集します。長さおよび直径のマイクロダイアログにクエンチングゾーンの寸法を入力します。ゾーン内のいずれかのエッジをクリックするとこれらが表示されます。
    Enterを押すと、入力した直径に基づいてゾーンが再作成されます。ラインとノズルは、ゾーンの直径に基づいて作成されます。
  5. Optional: ラインセットをクリックして、そのラインセットのパラメータを変更します。マイクロダイアログでパラメータを編集し、Enterを押します。
    ラインセットが新しい値で再作成されます。ラインはゾーンの周囲に等間隔で配置されます。指定された流量は、すべてのラインに等しく配分されます。
  6. Optional: ノズルセットをクリックして、そのノズルセットのパラメータを変更します。マイクロダイアログでパラメータを編集し、Enterを押します。
    ノズルが新しい値で再作成されます。
  7. Escを押してスプレークエンチングのコンテキストを抜けます。