最適化デックのエクスポート

最適化ソルバーデックのエクスポート。

Export Optimization Deckパネルを使用することで、ソルバーデックをエクスポートし、必要に応じてフーリエ変換を行うこともできます。

図 1. Export Optimization Taskパネル
  1. 窓関数 のタイプリストから必要なタイプを選択します。
  2. No. Of Blocksの値を入力します。
  3. Overlap (%)にパーセンテージ値を入力します。
  4. をクリックします。
    ファイルブラウザが開きます。
  5. ブラウズして、必要なフォルダーを選択します。
  6. Exportをクリックします。
    これにより、最適化ソルバーデックが選択されたフォルダーにエクスポートされます。エクスポートが完了すると、ユーザーメッセージが表示され、エクスポートした場所に移動されます。

ソルバーデックのエクスポートのオプション

窓関数 のタイプ
一般的なモーダル過渡応答解析は、時間領域をベースとした解析が実行されます。システマティックまたはノンシステマティック最適化問題の対象となっているE-ラインを最適化する場合、入力デックの内容を時間領域から周波数領域に変換する必要があります。
時間領域から周波数領域への変換において利用する窓関数のタイプに基づいて、デフォルトのパラメータが自動的に入力されます。
Hanning
この窓関数は正弦波の形状を持ち、ピークの幅は広いですが波形のすそ野の部分のレベルは低いです。
両端がゼロとなり、すべての不連続性が排除されます。
これは95%のケースで満足できる結果となります。
Uniform
窓なし、または矩形窓とも呼ばれます。
信号が入力された時点でスナップショットを撮り始めて、離散化された信号を処理するという性質により、対象の信号は均一な高さの矩形窓で畳み込まれます。この畳み込みは正弦関数のスペクトルの特徴を持ちます。
Number of Blocks
指定されたブロック数に信号を分割することでその信号を処理するブロックベースのFFTを実行します。リーケージによる影響を軽減するため、適切な窓関数が使用されます。
Overlap (%)
オーバーラップパーセンテージは、切り捨ての影響を軽減するための手段でもあります。
HanningやUniformなどの適切な窓関数を利用してオーバーラップすることは、あるブロックから次のブロックへとスムーズに処理を実行するのに役立ちます。