リスク評価

きしみ解析とがたつき解析で得た結果を確認して、きしみとがたつきのリスクを評価します。

OptiStructでの解析結果には、定義されたすべてのE-ラインの変位出力が含まれます。
リスク評価では、3種類のイベント、Dynamic、Static、Thermal、から得られた結果を評価します。きしみとがたつきE-ラインの評価は別途行います。

がたつき評価

自動評価により、次の値を使用して、がたつき現象を把握できます。

Relative Displacement (X, Y, Z, MAG)
評価ラインに沿った2つのコンポーネント間の相対的な動き。すべての方向が有効:
  • Zはギャップ方向を定義
  • X-Yは接触面を定義
Dynamic Tolerance
相対的な変位を実際のギャップと許容値で比較する位置におけるUpfront RiskまたはNo Risk。
Contact Risk Index
がたつきのリスクがある場合は、インターフェースの剛性に基づいてCRIを使用してさらに定量化できます。ソフトなインターフェースはハードなインターフェースに比べ、がたうきが発生するリスクが低くなります。
がたつき評価もご参照ください。
注: Dynamic Toleranceを確認するために、すべてのE-LineのGap Directionが正しく定義されていることを確認します。

きしみ評価

自動評価により、次の値を使用して、きしみ現象を把握できます。
Max Principal P2P
接触面における移動の最大主方向の大きさが最大値。リスクの可能性を判断するために、この値はStick-Slipテストによる (IR)-1と比較することができます。
Min Principal P2P
接触面における移動の最小主方向の大きさが最大値。

詳細については、きしみ評価を参照してください。

リスク評価の実行

  1. モデルがまだ読み込まれていない場合は、モデルファイルを選択します。
  2. 評価する結果ファイルと荷重ケースを選択します。
    • 静的イベント荷重 - .h3dファイル。
    • 動的イベント荷重 - .pchファイル。
  3. 1度に複数の結果を選択し、 を使用してこれらの可視化方法を制御します。
  4. Plotをクリックして、結果を表示します。
    セッションで読み込まれたすべての結果ファイルと荷重ケースについて、モデル内のすべての E-ラインの要約が表示され、比較やレポート作成が簡単にできます。
    図 1.
  5. オプション: を展開表示して、アクティブな荷重ケースと結果ファイルについて、モデル内のすべての E-ラインの要約を確認します。

    追加の結果ファイルや荷重ケースから結果を読み込んでいる場合、これらはSummary Tableに追加されます。

    アクティブな荷重ケースは、Bar-Plotで表示されます。

    荷重ケース、設計イタレーションを簡単に比較するために、複数のケースを選択し、それらを可視化します。

  6. アクティブな荷重ケースを選択して、Barプロットを更新します。