AutoRider
AutoRiderは、人体の質量と慣性をモデル化し、人体のグラフィックスも扱います。
AutoRiderには、人体の質量と寸法を設定するためのコントロールと膝や股などの主要な関節の角度を変更するためのコントロールが用意されています。関節の角度を変更すると、立った姿勢、膝立ちの姿勢、座った姿勢などのさまざまな姿勢をライダーに設定できます。
AutoRiderの質量と寸法は、モデリング要件に基づいて変更できます。
モデルへのAutoRiderの追加
AutoRiderをモデルに追加するための大まかな手順は以下のとおりです:- ProjectブラウザでModelを右クリックして、Add Auto Entityをクリックします。
Add Auto Entityダイアログが表示されます。
- OK
- 選択したタイプを適用してウィンドウを閉じます。
- Apply
- ウィンドウを閉じずに自動車用エンティティを追加します。
- Cancel
- Auto Entityダイアログを終了します。
- ドロップダウンメニューからAutoRiderを選択します。
- OKをクリックします。
AutoRiderエンティティがProjectブラウザに追加されます。
- AutoRiderパネルがパネル領域に表示されます。
- Rider MarkerアタッチメントとFrame Bodyアタッチメントを解析してAutoRiderを配置します。
参照 説明 Rider Marker AutoRiderを配置するための参照マーカー、参照の初期フレームを提供します。 Frame Body AutoRiderを車両ボディに固定します。
AutoRiderの質量と寸法の調整
パラメータ | 説明 |
---|---|
Height | AutoRiderの身長を入力します。この身長は100~200cmの範囲にする必要があります。スライダーを使用して身長を変更できます。 |
Body Density | AutoRiderの身体密度を入力します。身体密度は、立方メートルあたり500~1500kgの範囲にする必要があります。スライダーを使用して身体密度を変更できます。 |
Mass | 身長と身体密度の値に基づくAutoRiderの質量。単位はモデルの単位と同じです。 |
Ixx、Iyy、Izz | 身長と身体密度の値に基づく、AutoRiderの慣性モーメントの値。単位はモデルの単位と同じです。 |
Inertia Reference | 質量と慣性の値の計算に使用する参照フレーム。 |
Set Position | AutoRiderに事前定義したデフォルト位置を設定します。現在のオプションはStandingまたはSittingです。 |
AutoRiderの位置調整
- 胴体と首
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パラメータ 説明 Torso y方向を中心とした胴体の角度を入力します。スライダーを使用して角度を変更できます。“MN angles”データセットと“MX angles”データセットでAY_pelデータメンバーの値を更新することにより、この欄の値に対する制限を変更できます。 Neck y方向を中心とした首の角度を入力します。スライダーを使用して角度を変更できます。“MN angles”データセットと“MX angles”データセットでAY_necデータメンバーの値を更新することにより、この欄の値に対する制限を変更できます。
- 股関節
-
パラメータ 説明 Hip Az Left z方向を中心とした左股関節の角度を入力します。スライダーを使用して角度を変更できます。“MN angles”データセットと“MX angles”データセットでAZ_hip_lデータメンバーの値を更新することにより、この欄の値に対する制限を変更できます。 Hip Az Right z方向を中心とした右股関節の角度を入力します。スライダーを使用して角度を変更できます。“MN angles”データセットと“MX angles”データセットでAZ_hip_rデータメンバーの値を更新することにより、この欄の値に対する制限を変更できます。 Symmetry: L->R 左から右に値を鏡映する場合に、このボックスをオンにします。右側の角度の欄が読み取り専用になります。 Hip Ay Left y方向を中心とした左股関節の角度を入力します。スライダーを使用して角度を変更できます。“MN angles”データセットと“MX angles”データセットでAY_hip_lデータメンバーの値を更新することにより、この欄の値に対する制限を変更できます。 Hip Ay Right y方向を中心とした右股関節の角度を入力します。スライダーを使用して角度を変更できます。“MN angles”データセットと“MX angles”データセットでAY_hip_rデータメンバーの値を更新することにより、この欄の値に対する制限を変更できます。 Symmetry: L->R 左から右に値を鏡映する場合に、このボックスをオンにします。右側の角度の欄が読み取り専用になります。 - 膝
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パラメータ 説明 Knee Ay Left y方向を中心とした左膝の角度を入力します。スライダーを使用して角度を変更できます。“MN angles”データセットと“MX angles”データセットでAY_kne_lデータメンバーの値を更新することにより、この欄の値に対する制限を変更できます。 Knee Ay Right y方向を中心とした右膝の角度を入力します。スライダーを使用して角度を変更できます。“MN angles”データセットと“MX angles”データセットでAY_kne_rデータメンバーの値を更新することにより、この欄の値に対する制限を変更できます。 Symmetry: L->R 左から右に値を鏡映する場合に、このボックスをオンにします。右側の角度の欄が読み取り専用になります。 - 肩
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パラメータ 説明 Shoulder Az Left z方向を中心とした左肩の角度を入力します。スライダーを使用して角度を変更できます。“MN angles”データセットと“MX angles”データセットでAZ_sho_lデータメンバーの値を更新することにより、この欄の値に対する制限を変更できます。 Shoulder Az Right z方向を中心とした右肩の角度を入力します。スライダーを使用して角度を変更できます。“MN angles”データセットと“MX angles”データセットでAZ_sho_rデータメンバーの値を更新することにより、この欄の値に対する制限を変更できます。 Symmetry: L->R 左から右に値を鏡映する場合に、このボックスをオンにします。右側の角度の欄が読み取り専用になります。 Shoulder Ay Left y方向を中心とした左肩の角度を入力します。スライダーを使用して角度を変更できます。“MN angles”データセットと“MX angles”データセットでAY_sho_lデータメンバーの値を更新することにより、この欄の値に対する制限を変更できます。 Shoulder Ay Right y方向を中心とした右肩の角度を入力します。スライダーを使用して角度を変更できます。“MN angles”データセットと“MX angles”データセットでAY_sho_rデータメンバーの値を更新することにより、この欄の値に対する制限を変更できます。 Symmetry: L->R 左から右に値を鏡映する場合に、このボックスをオンにします。右側の角度の欄が読み取り専用になります。 - 足首
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パラメータ 説明 Ankle Ay Left y方向を中心とした左足首の角度を入力します。スライダーを使用して角度を変更できます。“MN angles”データセットと“MX angles”データセットでAY_ank_lデータメンバーの値を更新することにより、この欄の値に対する制限を変更できます。 Ankle Ay Right y方向を中心とした右足首の角度を入力します。スライダーを使用して角度を変更できます。“MN angles”データセットと“MX angles”データセットでAY_ank_rデータメンバーの値を更新することにより、この欄の値に対する制限を変更できます。 Symmetry: L->R 左から右に値を鏡映する場合に、このボックスをオンにします。右側の角度の欄が読み取り専用になります。 - 肘
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パラメータ 説明 Elbow Ay Left y方向を中心とした左肘の角度を入力します。スライダーを使用して角度を変更できます。“MN angles”データセットと“MX angles”データセットでAY_elb_lデータメンバーの値を更新することにより、この欄の値に対する制限を変更できます。 Elbow Ay Right y方向を中心とした右肘の角度を入力します。スライダーを使用して角度を変更できます。“MN angles”データセットと“MX angles”データセットでAY_elb_rデータメンバーの値を更新することにより、この欄の値に対する制限を変更できます。 Symmetry: L->R 左から右に値を鏡映する場合に、このボックスをオンにします。右側の角度の欄が読み取り専用になります。 - 手首
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パラメータ 説明 Wrist Ay Left y方向を中心とした左手首の角度を入力します。スライダーを使用して角度を変更できます。“MN angles”データセットと“MX angles”データセットでAY_wri_lデータメンバーの値を更新することにより、この欄の値に対する制限を変更できます。 Wrist Ay Right y方向を中心とした右手首の角度を入力します。スライダーを使用して角度を変更できます。“MN angles”データセットと“MX angles”データセットでAY_wri_rデータメンバーの値を更新することにより、この欄の値に対する制限を変更できます。 Symmetry: L->R 左から右に値を鏡映する場合に、このボックスをオンにします。右側の角度の欄が読み取り専用になります。