追加情報

Road Graphicログファイル

Road Toolsによって、入力ファイルの格納先ディレクトリにRoad_graphic.logという名のログファイルが書き出されます。このログファイルには、入力路面ファイル、出力ドライバー経路ファイルまたは路面グラフィックファイル、および、入力路面ファイルの処理中に遭遇したエラーについての情報が含まれます。同じディレクトリ内にある複数の路面ファイルを処理する場合、最後に処理されたファイルについての情報がログファイルに含まれます。

バイナリ路面データファイルの共有

プラットフォーム(MacIntoshまたはLinuxからWindows)を跨いでバイナリ路面データファイルを共有する場合、Windowマシン上のWinZipを使ってTARファイルからバイナリ路面データファイルを抽出すると、路面データファイルを破損してしまう可能性があります。WinZipのデフォルトTAR file smart CR/LF conversion機能は、バイナリ路面記述ファイル内の正しくない位置にCR/LF文字を挿入し、破損を生じる場合があります。したがって、MacIntoshまたはLinuxコンピューターからのTARで圧縮されたバイナリ路面ファイルをWindowsコンピューター上で解凍する際には、この機能をオフにすることが推奨されます。
TAR file smart CR/LF conversion
選択すると、TARファイルからデータファイルを抽出する際に、“スマートな”CR/LF変換を実行するかどうかが判断されます。CR/LFはCarriage Return/Line Feedの短縮形で、標準の行末インジケーターです。TAR File smart CR/LF conversionオプションが有効である際、WinZipはTARファイル内のCR/LF変換ファイルを実行するか否かを、各ファイルの最初の80文字を見て判断します。ファイルがテキストファイルである場合、Notepadおよびその他のWindowsビューアーでファイルを見ることができるよう、単一のLFおよびCR文字がCR/LFペアに変換されます。これにより、路面記述ファイルのファイル破損が生じます。

WinZipのオンラインヘルプと更新を参照するには、こちらをクリックしてください。

Wavefront Objectファイル

OBJ(.OBJ)ファイルは、Wavefront Technologiesが当初Advanced Visualizerアニメーションパッケージ用として開発した形状定義ファイルフォーマットです。

OBJファイルフォーマットは、3次元形状、すなわち、頂点のリストとして定義される各多角形を形成する各頂点の位置、各テキスチャー座標角のUV位置、頂角の法線、面、およびテキスチャー頂点を単独で表現するシンプルなデータフォーマットです。頂点はデフォルトにより反時計回りで保管され、不要な面の法線を明示的に宣言します。OBJ座標は単位を有しませんが、OBJファイルは、人が読み取り可能なコメント行内でスケール情報を含むことができます。

最も一般的に遭遇するOBJファイルには、多角形の面のみが含まれます。1つの多角形を描写するために、ファイルはまず"v"キーワードで書くポイントを描写し、続いて"f"キーワードで面を描写します。面のコマンドの行には、ファイル内に出現する順に、ポイントのリストへの1ベースの指標として、面内のポイントの計数が含まれます。たとえば、以下はシンプルな三角形を表します:
# Simple Wavefront file
v 0.0 0.0 0.0
v 0.0 1.0 0.0
v 1.0 0.0 0.0
f 1 2 3
また、負の指標を用いてポイントを参照することも可能です。これは、大きいポイントのリストおよびそれらの指標を保管する必要なしに、面内のポイント、続いて面の描写を容易にします。このようにして、"v"コマンドと"f"コマンドを散在させることが可能です。
v -0.500000 0.000000 0.400000
v -0.500000 0.000000 -0.800000
v -0.500000 1.000000 -0.800000
v -0.500000 1.000000 0.400000
f -4 -3 -2 -1