HyperView Coordinate Systems

ContourIso Value、Tensor Plot、Vector PlotおよびDeformedパネルでは、結果を処理するために使用する結果の座標系を選択できます。

それぞれにおけるオプションは、その時点の平均化手法によって異なります。使用可能な座標系には、以下のものがあります:

Global

HyperViewのデフォルトの座標系です。HyperView モデリングウィンドウの下部左側コーナーに表示されます。

Element(要素)

形状、すなわち要素の節点の結合性から定義されます。下記のリンクから、それぞれのHyperView要素座標系の詳細について参照できます:
Quad4/Quad8
Quad(四角形)要素については、リーダーは下記の方法のいずれかを自動的に選択します:


図 1. 方法1
  • 座標系の原点は要素の中心に置かれ、
  • xは、G2-G4とG1-G3の間の角を二等分するラインの方向
  • yは図に示すとおり、xに垂直な方向


図 2. 方法2
  • 座標系の原点は要素の中心に置かれ、
  • xは、ラインG1-G2の方向
  • yは、xに垂直な方向
Tria3/Tria6


図 3.
  • 座標系の原点は要素の中心に置かれ、
  • xは、ラインG1-G2の方向
  • yは図に示すとおり、xに垂直な方向
Hexa8/Hexa20
Hexa(六面体)要素についての要素座標系は、向かい合う面の中心同士を結ぶ3つのベクトルR、S、Tを使って定義されます。
  • Rベクトルは、面G4-G1-G5-G8とG3-G2-G6-G7の中心同士を結ぶ方向
  • Sベクトルは、面G1-G2-G6-G5とG4-G3-G7-G8の中心同士を結ぶ方向
  • Tベクトルは、面G1-G2-G3-G4とG5-G6-G7-G8の中心同士を結ぶ方向
座標系の原点は要素の中心に置かれ、軸は次のように定義されます:
  • z = T
  • y = T x R
  • x = y x z


図 4.
Tetra
Tetra(四面体)要素についての要素座標系は、向かい合う辺の中点を結ぶ3つのベクトルR、S、Tを使って定義されます。
  • Rベクトルは、辺G1-G2とG3-G4の中点を結ぶ方向
  • Sベクトルは、辺G1-G3とG2-G4の中点を結ぶ方向
  • Tベクトルは、辺G1-G4とG2-G3の中点を結ぶ方向
座標系の原点は要素の中心に置かれ、軸は次のように定義されます:
  • z = T
  • y = T x R
  • x = y x z


図 5.
Penta
Penta(五面体)要素についての要素座標系は、次のように定義されます。五面体の上部三角形(G1-G2-G3)と底部三角形(G4-G5-G6)との間の3つの直線の中点により、中間面が形成されます。座標系の原点は要素の中心に置かれ、軸は次のように定義されます:
  • z = 五面体の上部三角形(G1-G2-G3)と底部三角形(G4-G5-G6)の中心を結ぶラインと、中間面の法線の二等分線の方向
  • y = ポイントPとQを結ぶベクトル。PとQは、次のとおり定義されます:
    P = ラインG1-G4の中点

    Qを定義するには、Pを通って軸zに垂直な面を定義する必要あり

    Q = 上記で定義された面とラインG3-G6との交点
  • x = 上記で定義された面とラインG3-G6との交点


図 6.

Material(材料)

材料座標系に変換します。
注: このオプションは、Load ModelパネルでAdvanced Result Mathテンプレートが選択され、ソルバー入力デックが読み込まれている場合にのみ利用可能です。

Ply(プライ)

プライ座標系に変換します。
注: このオプションは、Load ModelパネルでAdvanced Result Mathテンプレートが選択され、ソルバー入力デックが読み込まれている場合にのみ利用可能です。

Analysis(解析)

1つの要素について結果が定義された座標系を反映します。したがって、モデル内の異なる要素は、結果ファイル内で定義された方法に依って異なる座標系を有します。例えば、シェル要素はその要素座標系で、ソリッド要素は全体座標系で表わすことができます。

User(ユーザー)

ユーザーによって作成、もしくはモデルファイルからインポートされる座標系です。モデルファイルからのすべての局所座標系は、HyperView内ではユーザー座標系としてインポートされます。