Fatigue Manager

Fatigue Managerでは、疲労解析のセットアップに使用可能な外部ファイルに、有限要素解析からの応力およびひずみ結果を書き出すことができます。

応力およびひずみ結果は、シェル要素の疲労解析に使用されます。結果は、有限要素モデル全体、もしくは選択されたエンティティについて、書き出しを選択することが可能です。
注: 現時点では、nSOFTおよびfeSafeフォーマットのファイルのみ、書き出しが可能です。HyperView/nSOFTの使用の詳細については、Interfacing with nSOFTをご参照ください。
DurabilityメニューからFatigueを選択します。
重要: DurabilityメニューとFatigue Managerパネルを起動するために、durability.mvwファイルを読み込む必要があります。

Fatigue Managerの起動

  1. FileメニューからLoad > Preference Fileを選択します。
    Preferencesダイアログが表示されます。
  2. PreferencesダイアログからRegisterをクリックします。
    Open Preference Fileダイアログが表示されます。
  3. <install_directory>/utility/Fatigue directoryにあるdurability.mvwファイルを選択し、Openをクリックします。
    durability.mvwファイルが、Registered Preferencesリストに追加されます。
  4. このリストからdurability.mvwを選択し、Loadボタンをクリックします。
    ファイルが読み込まれ、Durabilityメニューがメニューバーに追加されます。
  5. 次に、結果を含んだモデルをHyperViewに読み込みます。
    サポートされているモデルおよび結果タイプの詳細については、“Load Modelパネル”トピックをご参照ください。
    現在のモデルの応力およびひずみ結果を見るには、Contourパネルを使うことも可能です。
    注: Fatigue Managerは、完全な応力またはひずみテンソル、もしくはユーザー定義のグループからのポスト処理のみをサポートしています。完全なテンソルデータタイプは、HyperViewではStress(t)およびStrain(t)と記されます。
  6. DurabilityメニューからFatigueを選択します。
    Fatigue Managerが起動し、パネルが表示されます。
    注: ファイルdurability.mvwを読み込んだ後であっても、HyperView内の他のパネルにはアクセスが可能です。Fatigue Managerに戻るには、DurabilityメニューからFatigueを選択します。

nCodeまたはfeSafe疲労解析ファイルの書き出し

  1. Fatigue Managerの起動
  2. モデルファイルと結果ファイルを読み込みます。
  3. オプション: ResultsツールバーからContourパネルを選択し、現在のモデルの応力およびひずみ結果を確認します。
    詳細については、“Contourパネル”のトピックをご参照ください。
    注: Fatigue Managerは、完全な応力またはひずみテンソル、もしくはユーザー定義のグループからのポスト処理のみをサポートしています。完全なテンソルデータタイプは、HyperViewではStress(t)およびStrain(t)と記されます。
  4. DurabilityメニューからFatigueを選択します。
    Fatigue Managerが起動し、パネルが表示されます。
  5. Fatigue solverドロップダウンメニューから疲労ソルバーを選択します。
    • nCode
    • feSafe
  6. 入力コレクターメニューからエンティティを選択します。
    • Elements
    • Components
  7. モデルから1つまたは複数のエンティティをピックします。
    • モデリングウィンドウで、モデルから要素を直接ピックします。
    • 入力コレクター(ElementsまたはComponents)をクリックし、拡張エンティティ選択メニューを用いて要素を選択します。
      • 作成したウィンドウ内に含まれるモデル要素/コンポーネントを選択するために、By Windowを選びます。
      • Extended Entity SelectionサブパネルでEntities inside the windowを選択します。
      • Visibility filterコンボボックスからDisplayedを選択します。
      • グラフィックス領域内でウィンドウを描画/定義するには、Shiftキー+マウスの左ボタンを使用します。
      • Addをクリックします。
      • Returnをクリックし、Fatigue Managerに戻ります。
  8. ドロップダウンメニューを使って、使用可能な結果タイプのリストから特定の結果タイプを選択します。
    注: Tensor結果タイプは-result type name+ (t)と記されます。
  9. オプション: コーナーデータが使用可能な場合は、Use corner dataオプションがデフォルトでアクティブになっています。
    このオプションがアクティブであると、各節点におけるコーナーデータが要素単位でエクスポートされます。このオプションが非アクティブである場合、要素中心のデータがエクスポートされます。
  10. Result location 2Dの下で拡張ボタンをクリックし、Export Result Location 2Dダイアログを表示させます:
    1. 要素結果がそこからエクスポートされるレイヤー(MidLowerまたはUpper)を選択します。
    2. 選択を適用してダイアログを閉じるには、OKをクリックします。
      注: 変更を破棄してダイアログを閉じるには、Cancelを選択します。
    また、ダイアログの下部にあるAllNoneReverseボタンを使って、レイヤーを選択/選択解除することも可能です。
    オプション 説明
    All すべてのシミュレーションを選択します。
    None すべてのシミュレーションの選択を解除します。
    Reverse 現在の選択を反転させます。
  11. Subcaseの下で拡張ボタンをクリックし、Export Load Casesダイアログを表示させます。
    1. 抽出したい荷重ケースの横にあるボックスにチェックマークを入れて選択します。
    2. 選択を適用してダイアログを閉じるには、OKをクリックします。
      注: 変更を破棄してダイアログを閉じるには、Cancelを選択します。
    また、ダイアログの下部にあるAllNoneReverseボタンを使って、レイヤーを選択/選択解除することも可能です。
    オプション 説明
    All すべてのシミュレーションを選択します。
    None すべてのシミュレーションの選択を解除します。
    Reverse 現在の選択を反転させます。
  12. Simulationオプションを使ってタイムステップ値を定義します:
    1. Fromドロップダウンメニューから開始時刻を選択します。
    2. Toドロップダウンメニューから終了時刻を選択します。
    3. By Stepコンボボックスから、タイムステップの増分値を選択します。増分値を大きくするには上向き矢印を、小さくするには下向き矢印をクリックします。
  13. Output Fileフォルダをクリックし、Export Fatigue Fileダイアログを表示させます。
    1. ファイルを保存するファイル名とファイルフォルダを指定します。
    2. Saveをクリックします。
  14. Analysis type選択ボックスを使って、解析タイプを選択します。
    • Transient
    • Static/Modal
  15. Output format選択ボックスを使って、出力フォーマットを選択します。
    • ASCII
    • BINARY
    注: ASCIIはfeSafeに使用可能な唯一の出力フォーマットです。
  16. Exportをクリックし、疲労解析ファイルをエクスポート/書き出します。
    注: ファイルdurability.mvwを読み込んだ後であっても、HyperView内の他のパネルにはアクセスが可能です。Fatigue Managerに戻るには、DurabilityメニューからFatigueを選択します。