イメージプレーン

Image Planeツールでは、相関やプレゼンテーションなどの目的で、静止画(会社のロゴやウォーターマークなど)と動画をグラフィックス領域内で選んでオーバーレイさせることが可能です。

これらの静止画のモデルとの静的な位置づけ、および動画のHyperViewモデルアニメーションとの同期が可能です。複数の静止画や動画をHyperViewに読み込むことができ、Image Planeタブでそれぞれを編集することが可能です。静止画ファイルと動画ファイル(AVI、PNG、BMPなど)はイメージプレーン上で交互に同時に読み込めます。イメージプレーンは2次元と3次元の両方が可能です。

2次元プレーンは、読み込まれたモデルの背景または前景として、グラフィックス領域内にメディアを置きます。

3次元イメージプレーンは、モデルのビューが回転または平行移動された際に、関連するメディアもそれに対応して変化するよう、メディアをモデル空間に埋め込みます。これは、さまざまなビューでキャプチャーされた複数の動画または静止画をシミュレーションと相関させる際に特に役立ちます。


図 1. 2次元および3次元イメージプレーンとモデルの例
Image/Videoツール群からAlignツールをクリックします。


図 2.
ヒント: あるいは、Resultsブラウザ内を右クリックし、Create > Image Planeを選択します(もしくは、既存のイメージプレーン上を右クリックし、Editを選択します)。


図 3.
使用可能なImage Planeツールオプションおよびサブタブは、選択されているイメージプレーンのタイプによって異なります:
  • 2D Image Planesタブ
  • 3D Image Planesタブ

イメージプレーンの設定(指定のモデルの位置と方向)は、ユーザーの作業をSession Fileとして保存することによって保存し、後に復元することが可能です。複数のシミュレーション結果のセットを互いに、もしくは各種物理テストデータと比較できるようにするために、Report Templatesは比較の各インスタンスについて静止画/動画ファイルをパラメータとして受け入れます。これは、テスト結果とシミュレーション結果の比較や設計のバリエーション間の比較に役立ちます。

さらに、Apply Style Toオプションを使って、2次元イメージプレーンまたは3次元イメージプレーンを複数のウィンドウに適用することが可能です。これには、イメージプレーンを必要とするすべてのターゲットウィンドウにソースウィンドウからイメージプレーンをコピーする効果があります。会社のロゴのような背景静止画や1つのアニメーションウィンドウ内に置かれたテストビデオは、Apply Styleオプションを使うことで、関連するすべてのアニメーションウィンドウに素早くコピーできます。

H3D Exportも静止画についてサポートされています。背景または前景を含むすべてのイメージプレーンおよび3次元プレーンは、H3Dファイルに埋め込んで、HyperView Playerでビジュアル的に表示することが可能です。現時点では、静止画のみがサポートされています。