3D Image Planes

3D Image Planeツールは主として、静止画と動画をモデル空間に配置するために使用されます。

3次元イメージプレーンは、モデルのビューが回転または平行移動された際に、関連するメディアもそれに対応して変化するよう、メディアをモデル空間に埋め込みます。これは、様々なビューでキャプチャーされた複数の動画または静止画とシミュレーションとを相関させるため、例えば、異なる角度でキャプチャーされた衝突テストや落下テストの動画などの関連付けに特に役立ちます。それぞれのビューは、モデルのビューが最良の相関のためにイメージプレーンに結び付けられるよう、3次元空間内のモデルに対して位置付けすることができます。モデル空間内に埋め込まれた3次元イメージプレーンは、モデルの寸法に合うよう少しずつ調整することが可能です。イメージプレーンをモデルの寸法にスケーリングするために2 Pointおよび3 Point Alignment Modeが使えるほか、外周上に用意されている寸法マニピュレータで矩形プレーンに微調整を行うこともできます。これは、アラインメントとスケーリングポイントをピックすることなく小さな寸法調整を行ううえで役立ちます。プレーンの向きへの小さな調整は、イメージプレーンに付属する三脚マニピュレータでももちろん行うことができます。

また、3次元イメージプレーンのスケーリングとビューの揃えを完了すると、任意の切断面ビューに合うよう、プレーンをモデルの内側や外側に動かすことも可能です。3次元イメージプレーンがモデル空間内でスケーリングされると、モデルに適用されている寸法はメディアにも有効となり、したがって、画素解像度に基づいたピッキングポイントの精度に依存しなくなります。これにより、フィルムの解析タスクにおいて、正確な計測に終止符を打つことになります。適切な画像処理フィルターを使用することで、3次元プレーンとの良好な相関(または欠陥)を容易に決定することが可能です。さらに、イメージプレーンはモデルと結びつけることができるため、トラッキングシステムベースの変形をメディア上で考慮することが可能です。トラッキングモードの適用範囲は動画上の参照ポイントにまで拡大されるため、モデルを基準にしたイメージプレーンの相対位置が維持されます。詳細については、Modelタブの項をご参照ください。