3Dイメージプレーンのモデルとの関連付け

Modelサブタブでは、参照する何らかの動きに基づいてイメージプレーンをモデル空間内に配置できます。
  1. 3D Image Planeパネルで、Modelサブタブをクリックします。
  2. Associate image with modelドロップダウンメニューから、使用可能なオプションのいずれかを選択します。
    オプション 説明
    None イメージプレーンは何にも関連付けられることなく、そのイメージプレーンが位置合わせされた現在の空間内に残ります。
    Model Label イメージプレーンをモデルのトラッキングシステムと関連付けします。ドロップダウンメニューからモデルファイルを選択し、モデルからイメージプレーンへトラッキングを適用します。トラッキングシステムに基づいた任意の関連付けされたモデルのトラッキングは、イメージプレーンに適用されます。

    これは、トラッキングシステムが適用された状態で変形の動きを検証する際に便利です(動画内でプレーンの外での回転がないことが前提)。

    重要: このオプションは、モデルにトラッキングシステムが適用されている場合にのみ利用できます。
    Video tracking 動画イメージプレーン上の任意のポイントを選択して、そのポイントを空間内で(モデルを基準にして)固定できます。イメージプレーンが動くことで、グローバル空間内のそのポイントの同じ位置が維持されます。

    Video trackingが役に立つのは、物理テストのセットアップ内容がシミュレーションのセットアップ内容と異なる場合です。例えば、構造物と乗員を搭載しているそりが物理テストではある方向に移動している可能性があるが、シミュレーションは構造物を反対の方向に移動させるようにセットアップされている場合などです。これらの状況では、Video trackingを適用することで、動画上の参照ポイントがモデルを基準にして同じ位置に維持されます。

    Video tracking オプションを選択すると、以下のオプションも利用可能になります。
    オプション 説明
    Track Point 入力コレクターが使用可能になり、イメージプレーンの表示領域内のポイントを選択できるようになります。
    Calculate 動画 / アニメーションのフレームごとに、選択されたポイントの位置を計算します。アニメーションのフレームごとにイメージプレーンが平行移動することで、モデル空間内のポイントの位置が維持されます。正しく計算できなかった場合は、ダイアログが表示されて、そのポイントの計算が正確でなかったか、特定のフレームの後に計算に失敗したことが通知されます。

    ポイントを正しく追跡するためには、そのポイントがグラフィックス領域内で見えている必要があります。そのポイントが動画から消えた場合は、そのフレームの後は計算によってデータが返されないか(その場合は追跡が停止します)、間違ったデータが返されます(その場合はイメージプレーンが正しく平行移動しなくなります)。

    追跡対象ポイントが選択された時点の現行フレームは、追跡の開始フレームになります。そのフレームの前には追跡は行われず、そのフレームの前には追跡円は描画されません。

    計算後に、選択済みの追跡対象ポイントを使用することを選択することも、別のポイントを選択することもできます。高画質動画の場合は、多数のフレームにまたがってマーカーを追跡して位置を計算するのに多大な時間がかかることがあります。計算を高速化するために、高速追跡モードがデフォルトで有効になっています(Preferences > Options > Performance > Image Planes)。ただし、高速追跡モードによって望ましい結果が得られない場合は、このモードを無効にすることで、時間を犠牲にする代わりに追跡精度を高めることができます。

    Show tracking circle 選択されたポイントの計算された位置を中心にした円をイメージプレーン上に描画します。
    Color 追跡円の色を選択できます。
    Window track size ウィンドウ追跡サイズとは、追跡対象マーカーを検索するための境界領域のことです。