1D要素の断面プロパティの確認

1Dメッシュ: Reviewツールを使用して断面慣性モーメントと剛性をプロットします。

このツールは、断面慣性モーメントと剛性の項(Elyy、Elzz、GJ)をコンターまたはベクトルプロットとしてプロットできます。また、凡例には、要素軸(X、Y、Z)、中立軸の位置、せん断の中心位置、両端の拘束解除された自由度など、追加の数値データも示されます。

  1. メッシュリボンの1Dメッシュツールグループから、Reviewツールをクリックします。


    図 1.
  2. 確認する要素を選択します。
  3. ガイドバーの最初のドロップダウンを使用して、何をプロットするかを選択します。
  4. プロットタイプを選択するには、2番目のドロップダウンを使用します。

    コンターまたはベクトルプロットにデータ名を抽出するためには、選択された要素のプロパティに、ビーム断面エンティティが割り当てられている必要があります。材料にヤング率または剛性率が割り当てられている場合は、剛性の項が計算されます。剛性率はポアソン比から再計算されません。

    コンタープロットとベクトルプロットにより、パスに沿った剛性の低下を確認できます。ベクトルプロットでは、PBEAM/PBEAMLに割り当てられたすべてのビーム断面を捕捉し、すべての中間ステーションをプロットできます。


    図 2.

    上図では、中立軸ラインは中立軸位置における不連続を示しています。この原因として考えられるのは、要素の定式化の変化(CBARとCBEAM)またはオフセット値の不整合です。せん断中心ラインは、オフセット後のせん断中心の位置を示します。これは、実際の断面形状がわからない場合に役立ちます。

    Review offsetチェックボックスが有効な場合、要素上にカーソルを合わせると、その要素のオフセット値と変位座標系か要素座標系のどちらかで設定されているかを確認できます。


    図 3.
ヒント: モデリングウィンドウの左上の凡例を使って、プロットの表示を制御します。