Localツールを使用して、既存モデルの既定の局所領域内に設計空間を作成します。このツールは、開いた空隙に自動的にパッチを適用し、ボクセル設計空間を作成して、ローカル設計空間と周辺構造の間にタイ結合を作成します。
- 必要なボクセルメッシュサイズよりも大きい穴やギャップにパッチを適用するなどして、モデルを事前に準備する必要があります。穴 / ギャップ埋めとシュリンクラップを併用することで、ローカル設計空間を作成できる状態までモデルを仕上げることができます。
- ローカル設計空間の作成に適用できないパートをオフにしたり、設計空間作成用の適切なパートを選択する際にそれらのパートを選択解除することが重要です。多くの場合、ワークフローを開始する前に、表示選択の準備を整えておく方が簡単です。
ローカル設計空間のワークフローは、トポロジー最適化のために迅速なモデル生成を促進するように設計されています。一般的な用途としては、閉じた構造内の構造挿入物やバッフルの概念設計調査が挙げられます。
次の図に、1)作成されたローカル設計空間と、2)設計解釈の準備ができたトポロジー結果を示します。
ローカル設計空間ワークフローでは、デフォルトで空隙にのみボクセルが作成されます。構造と交差するボクセルは作成されません。次の図の“Voids Only”をご参照ください。
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設計空間リボンから Localツールをクリックします。
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ガイドバーのをクリックして、メッシュサイズとTIE contactの設定を定義します。
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設計空間を作成する目的の場所を選択します。
オプション |
説明 |
Local Design Space |
指定された境界ボックス内に新しい設計空間を作成します。
- この境界ボックスの中心を定義するための節点または位置を選択します。
- マニピュレータとマイクロダイアログを使用して、このボックスの寸法、位置、および向きを調整します。
境界ボックス内のすべての要素が、設計空間の作成で考慮されます。
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Symmetry |
対称であるか鏡映された1つ以上の設計空間を作成します。
- 鏡映の元となる既存の設計空間を選択します。
- ガイドバーのSymmetryセレクターをクリックしてから、既存の対称面を選択するか、空白領域を右クリックしてCreate Newを選択し、新しい平面を定義します。
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- オプション:
除外ボリュームエンティティを選択します。
除外ボリュームエンティティによって、非設計パートやサブシステムが定義されます。除外ボリュームエンティティ内の全スペースには、ボクセルが作成されなくなります。
コンポーネントと要素がサポートされています。ガイドバーセレクターでエンティティタイプを変更します。
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ガイドバーで、下記のオプションのいずれか1つをクリックします:
- - 適用し、ツールを開いたままにする
- - 適用し、ツールを閉じる
- – 適用せずにツールを終了する
選択内容を確認すると、以下のようになります:
- 選択された領域内にローカル設計空間が作成されます。
- この設計空間と構造の間にTIE contactが作成されます。
- トポロジー最適化のための設計変数カード(DTPL)がセットアップされます。