フォーカス処理オプション

選択した目標に対して実行すべき演算を指定します。

次の処理手順はすべての目標に共通です。

No processing
複素数を扱わないフォーカスの場合、必要な処理手順はありません。フォーカスを直接考慮するために、No processingオプションが用意されています。
(1) x  x
Real/Imaginary/Magnitude/Phase
複素数フォーカスタイプの具体的な成分を選択します。配列の場合は、各配列要素の複素数成分が取得され、非複素数で構成した配列が得られます。
(2) xRe( x ) ; xIm( x ) ; xPhase( x ) ; xMag( x )
Unwrap
位相成分をラップ解除します。位相配列の場合は、ラップ解除プロセスで配列全体が考慮されます。この演算子は、Phaseの選択後に直接適用されます。
(3) xunwrap( x )
Absolute value
絶対値を取ります。配列の場合は、各要素の絶対値を取ります。
(4) x  | x |
Average/Minimum/Maximum
配列の平均値、最小値、または最大値を検索します。配列ではない単一値に対しては、何の効果もありません。
(5) xave( x ) ; xmin( x ) ; xmax( x )
Normalise
配列にある最大値で各要素値を正規化します。配列ではない単一値に対して指定すると“1”が返されます。
(6) x   x max( x )
Log
10を底とする対数を取ります。配列の場合は、配列にある要素ごとに10を底とする対数を取ります。この演算子は、非複素数値または配列でのみ使用できます。
(7) x log 10 ( x )
Offset
指定された非複素数値を加算します。配列の場合は、配列の各要素にこの値が加算されます。この演算子は、非複素数値または配列でのみ使用できます。
(8) xx+n
Scale
指定された倍率で乗算します。配列の場合は、配列の各要素がこの倍率で乗算されます。
(9) xnx
Exponent
指数を適用します。値の配列の場合は、配列にある各値の指数を取ります。
(10) x   x n
Undefined
処理手順を変更して、その手順が無効である場合は、その処理手順がUndefined状態に戻されます。目標に変更を適用する前に、Undefined状態の手順をすべて削除するか定義しなおす必要があります。