目標オブジェクティブ

必要な出力と比較するマスクで定義した単一値または値の範囲を選択します。

単一値によるオブジェクティブ

このオブジェクティブはValueテキストボックスで定義します。定義した演算子に従ってこの値と処理済みフォーカス値を比較することで、最適化誤差(収束精度)を評価します。処理手順を適用した後もフォーカスは配列のままですが、各配列値はオブジェクティブ値と個別に比較されます。すべての誤差を加算することにより、演算子タイプに基づいて累積誤差が抽出されます。

マスクオブジェクティブ

2Dマスクを事前に定義して、最適化目標のオブジェクティブとして使用できます。これにより、計算済みデータの配列と、最適化手順の適応評価で事前に定義した配列との比較ができます。多くの場合、最適化した1つのシミュレーション結果に位置、観測角、または周波数によって変化する量がある場合に、この種のオブジェクティブを使用します。マスク配列の長さが、比較対象とする計算済みデータの配列と同じ長さである必要はありません。オプティマイザでは、マスク配列に対して区分的線形適合を使用し、正しい点(解析設定に基づいて計算した出力点)との比較に使用する値を決定します。