PyFlux式の構文を探す方法

概要

PyFlux言語で記述するには、PyFlux式(PyFlux言語のFluxコマンド)の構文を知る必要があります。

PyFluxの構文を探す方法

PyFlux式の構文を探すには、次の5つの方法があります。

これらの方法を次の表に挙げます。以降の各ブロックで、それぞれの方法について説明しています。

方法 説明
1 コマンドファイルでの構文の回復
2 Echoゾーンでの構文の回復
3 エンティティコマンドDisplay PyFlux command(メニューツリーでアイテムを右クリックして表示されるコンテキストメニュー)の実行
3 エンティティに対するPythonのtype()メソッドの適用(Command promptゾーン)
4 エンティティに対するPythonのhelp()メソッドの適用(Command promptゾーン)

(1)コマンドファイルでの方法

セッションで適用されたFluxコマンドのPyFlux式を回復するには:

  • Fluxプログラムの実行中にFlux**コマンドを保存したコマンドファイル*を使用します

*コマンドファイルの詳しい管理については、コマンドファイルの管理と実行をご参照ください。

**デフォルトで作成されるコマンドファイルには、「グラフィック」コマンドが自動的には書き込まれません。

これらのコマンドを回復するには、グラフィックコマンドの書き込みをアクティブにする必要があります。このコマンドについては、グラフィックコマンドの書き込みをアクティブまたは非アクティブにする方法をご参照ください。

(2)Echoゾーンでの方法

FluxコマンドのPyFlux式を回復するには:

  • Fluxコマンドをアクティブにします
  • Echo zoneで構文を直接回復します

例:

Open project > CASE1.FLUコマンドのエコー

loadProject('case1.flu')

(3)PyFlux式を表示するコマンド

FluxエンティティのPyFlux式を探すには(タイプと属性):

  • FluxエンティティのコンテキストメニューでDisplay PyFlux commandをクリックします
  • Historyゾーンで構文を回復します

例:

Point[1]コマンドのPyFlux式の表示

Typing Point[1]
PointCoordinates(color=Color['White'],
                 visibility=Visibility['VISIBLE'],
                 coordSys=CoordSys['CENTER'],
                 uvw=['-60',
                 '0',
                 '0'],
                 nature=Nature['STANDARD'],
                 mesh=MeshPoint['E_SHAPE'])
End typing Point[1]

(3')type()コマンド

FluxエンティティのPyFlux式を探すには(タイプと属性):

  • Commandゾーンで、FluxエンティティにPythonのtype()メソッドを適用します
  • Historyゾーンで構文を回復します

Pythonのtype()コマンドは、FluxのDisplay PyFlux commandコマンドと同等です

例:

Point[1].type()コマンドの実行結果

PointCoordinates(color=Color['White'],
                           visibility=Visibility['VISIBLE'],
                           coordSys=CoordSys['CENTER'],
                           uvw=['-60',
                           '0',
                           '0'],
                           nature=Nature['STANDARD'],
                           mesh=MeshPoint['E_SHAPE'])

(4)help()コマンド

Fluxのtype-entityの構造すべてのPyFlux構文を探すには(その属性、サブタイプ、メソッド、選択メソッド):

  • Commandゾーンで、Fluxのtype-entity(PyFluxタイプ)にPythonのhelp()メソッドを適用します
  • Historyゾーンで構文を回復します

例:

ParameterGeom.help()コマンドの実行結果

ParameterGeom (Entity for parametrizing a geometry) : 
Type Entity (read write) Fields : - 
ParameterGeom[id name].expression (Expression for the parameter) : [1...1] of C80 (read write) -
ParameterGeom[id name].name (Name of Parameter) : [1...1] of C80 (read write)
ParameterGeom[id name].value (parameter value) : [1...1] of R08 (read)