ストリーマー基準:メッシュに関する推奨事項
概要
メッシュ品質は結果に大きく影響します。
実際にメッシュ品質が影響する対象は次のとおりです:
- 電界結果の品質
- 前項で取り上げた積分離散化。実際には、デフォルトで選択する離散化経路はメッシュ要素サイズに基づいています。
ただし、メッシュがきわめて細かいと、計算に比較的長時間を要します。
解析対象デバイスの形状によって、最適なメッシュは異なります。
本項では、簡潔な状況でメッシュに適用できる推奨事項を紹介します。
一般的な手法
メッシュ要素サイズに基づいて計算する場合は、ストリーマー領域を十分に離散化することが不可欠です(2つまたは3つのメッシュ層から成る領域での計算結果をポスト処理することはできません)。
一般的には、解析対象領域の形状エンティティに関する局所メッシュ情報を割り当てることをお勧めします(メッシュポイントやメッシュラインなど)。
実際には、ほとんどの場合、支援メッシュやアダプティブ解析では、このような領域が十分に離散化されません。
そのため、推奨の方法は次のようになります:
- デフォルトで支援メッシュをアクティブ化したメッシュ
- 支援メッシュオプション(偏差、緩和)とメッシュの変更
- 解析対象の領域とメッシュに関する局所メッシュ情報の割り当て重要: 2次要素の生成を強くお勧めします。これにより、結果の品質が全体的に変化し、計算に長時間を要することがなくなります。
3Dデバイス
3Dデバイスでは、ストリーマー計算に適したメッシュの計算に長時間を要することがあります。特に、複雑な形状を持つ導体の場合に顕著です。
次の措置をお勧めします:
- プロジェクトで印加する電位差として、ストリーマー開始電圧に近い値を選択する(詳細については、「アドバイスと注意事項の使用」をご参照ください)
- 対称性や周期性を使用できる場合は、それを使用する