ラインとフェイス: 重ね合わせと交差
重ね合わせと交差
形状構築モジュールの境界特性では、ラインどうしの交差、フェイスどうしの交差、ラインとフェイスの交差の禁止が必然的に指定されます。
ラインとフェイスの重ね合わせ(1つのフェイスに属する複数のライン)、またはフェイスとフェイスの重ね合わせ(1つのフェイスに属する複数のフェイス)が認められています。
これらの各種ケースについて以下で説明します。
ラインの交差、重ね合わせ
次の図に示すラインでは、交差および部分的または全体的な重ね合わせが認められません。この場合はフェイスを構築できません。
フェイスに属するライン
フェイスに属するラインは認められます。次の図に例を示します。
ラインL5およびL6は、フェイスF1の内部にあるラインです。ラインとフェイスタイプの交差
ラインとフェイスの交差は認められませんが、この交差によってフェイスやボリュームが作成不能になることはありません。
フェイスに属するフェイス
フェイスに属するフェイスは認められています。次の図に例を示します。
フェイスの交差
フェイスどうしの交差は認められていないので、この交差があるとボリュームを構築できません。次の図に例を示します。
この平行六面体のフェイスは円環の内側円筒の円形フェイスと交差します。
したがって、これらのフェイスとボリュームは構築できません。
フェイスの交差: 問題の回避方法
上記の問題を回避するために、ボリューム構築時に一部のフェイスを無視できます。
この方法については§ポイント、ライン、フェイスのnatureをご参照ください。
利用可能な修正
Fluxには、交差や重ね合わせの対象とするエンティティを自動または手動で修正するツールが用意されています。詳細については形状のインポート(標準フォーマット)をご参照ください。