形状構築モジュールのプレゼンテーション

概要

Fluxの形状構築モジュールは境界タイプです。これは、ボリュームは隣接フェイスで記述され、フェイスは境界線で記述され、ラインはポイントで記述されることを意味します。

各ステップの概要

形状は昇順（最初にポイント、次にライン、最後にフェイスとボリューム）で作成されます。

次の表に、デバイス形状の記述モードの概要を示します。

ポイントとラインの作成

ポイントとラインは手動で定義されます（ポイントの座標の入力、ラインの端点の選択など）。

フェイスとボリュームの構築（新しいアルゴリズム）

フェイスとボリュームは、自動的に同定および作成されます（自動構築アルゴリズム）。

フェイスの自動構築の原理：

• Fluxでは既存のすべてのサーフェスを計算し、ポイントとラインがどのサーフェスに属するのかを特定します（1つのサーフェスには複数のフェイスが含まれますが、これだけに限定されません。またサーフェスは2つのラインで連結される3つのポイントで定義されます）。
• その後、閉じた輪郭を特定する手法を利用して、フェイスの自動作成が実行されます。

ボリュームの構築原理も同様ですが、3D効果により複雑になります。

フェイスとボリュームの構築（従来のアルゴリズム）

フェイスやボリュームの自動構築が困難な場合、従来の自動構築アルゴリズムを使用することもできます。

従来のアルゴリズムでは、各サーフェスが非常に緩いメッシュを使用して自動的にメッシュされます。トポロジカルなサーフェス要素をグループ化することにより、このソフトウェアでは各サーフェス内のフェイスを同定します。

ボリュームの構築原理も同様ですが、3D効果により複雑になります。

形状構築モジュールの特異性

形状構築モジュールにより提供される形状記述の可能性を定義するには、次の質問に回答する必要があります：

• 許可されているラインおよびフェイス形状は何か。
• ラインやフェイスを伴うラインの交差 / 重ね合わせをどのように管理するのか。
• フェイスやボリュームの同定アルゴリズム、および自動構築アルゴリズムにはどのような制限事項があるか。

以降では、このような項目について説明します。