I/O(入力 / 出力)パラメータの概念
概要
パラメトリック解析を実行するには、スタディの可変量を定義する必要があります(空隙サイズ、材料の磁気特性など)。
時間依存スタディ(過渡アプリケーション)を実行するには、経時変化するスタディ量を定義する必要があります(コイル内の電流の瞬時値など)。
可変量の定義は、FluxでI/O(入力 / 出力)パラメータを使用して行います。
I/O(入力 / 出力)パラメータの概念
I/O(入出力)パラメータは、変動が以下を使用して定義されるスタディの可変量です:
- 離散値(この場合のI/Oパラメータは制御可能と呼ばれます*)
- 値のテーブルで定義される別のI/Oパラメータ
- 式によって定義される他のI/Oパラメータ
例
前の例( §パラメトリック解析: 例をご参照ください)で示したパラメータの対応表を以下に示します。
パラメトリック解析 | I/Oパラメータ | 値の例 | |
---|---|---|---|
名前 | タイプ | ||
(1)形状 | airgap | 制御可 | 0.7、0.9、1.1、1.3mm |
(2)物理 | mur | 制御可 | 100、1000、4000 |
時間依存スタディ | I/Oパラメータ | 値の例 | |
---|---|---|---|
名前 | タイプ | ||
(3)時間依存スタディ(過渡アプリケーション) | time | 制御可 | 0、0.005、0.010、0.015秒 |
current | 式 |
current = 25 * Valid(time,0.02) |
時間依存スタディ | I/Oパラメータ | 値の例 | ||
---|---|---|---|---|
名前 | タイプ | |||
(3)時間依存スタディ(過渡アプリケーション) | time | 制御可 | 0、0.005、0.010、0.015秒 | |
current | 表形式 | time | current | |
0 | 0 | |||
0.019 | 0 | |||
0.02 | 25 | |||
0.04 | 25 |