シナリオと解析プロセス制御の概念
概要
パラメトリック解析を実行するには、扱われる各ケースについて、パラメトリック解析の各種パラメータで使用される値を定義する必要があります(空隙の値、材料の磁気特性の値など)。
時間依存スタディ(過渡アプリケーション)を実行するには、計算の瞬時値を定義する必要があります。
扱われるケース(パラメトリック解析)や計算時間ステップ(時間依存スタディ)の定義は、解析プロセスのシナリオによって行われます。
シナリオと制御の概念
解析プロセスのシナリオによって、次のデータが再グループ化されます:
- 制御されるI/Oパラメータの名前
-
各I/Oパラメータの変動モード(変動の間隔と値)
例
前の例( §パラメトリック解析: 例をご参照ください)で示したI/Oパラメータのシナリオの対応表を以下に示します。
パラメトリック解析 | 解析プロセスを制御するためのシナリオ | |
---|---|---|
制御されるパラメータ | 制御の例 | |
(1)形状 | airgap |
変動の間隔:0.7、1.3 ステップ値:0.2 mm |
(2)物理 | mur |
変動の間隔:100、4000 ステップのリスト:1000 |
パラメトリック解析 | 解析プロセスを制御するためのシナリオ | |
---|---|---|
制御されるパラメータ | 制御の例 | |
(3)時間依存スタディ(過渡アプリケーション) | time |
変動の間隔:0、0.04 ステップ値:0.005 s |