ブール演算Assembly

概要

ブール演算Assemblyでは、共通するボリュームやフェイスを有しているオブジェクト同士をアセンブルして、Fluxに適合した形状を作成できます。

これらの共通ボリュームは、明確に定義された補足的なボリュームになります。元オブジェクトの共通フェイス同士が結合されることで、重なり合うエンティティ(フェイス上のフェイスなど)がなくなります。

CAOファイルのインポート時に、同じタイプの演算が実行されます(Assemblyはオプションです)。

ブール演算の構造

ブール演算Assemblyは、以下によって記述されます:

  • ポイントを作成するための座標系(グラフィックビューに表示されたリストにあるアクティブな座標系)
  • マスターオブジェクト
  • マスターオブジェクトに結合する1つまたは複数のオブジェクト
ダイアログボックス «衝突しているオブジェクト»の図 «共通フェイスを持つオブジェクト»の図

アセンブリ前

アセンブリ前

アセンブリ後

アセンブリ後

結果

Assembling of objectsというブール演算を作成すると、次の結果がもたらされます:

  • マスターオブジェクトが変更され、これが結果として得られるオブジェクトになります。
  • マスターオブジェクトとアセンブルされたオブジェクトが削除されます(変更が加えられた場合に構築ツリーの再評価を行えるように、これらのオブジェクトはデータベース内に保持されます)。
  • 形状操作ASSEMBLY_1

色に関する機能

他のブール演算とは異なり、既存ボリュームの色は変わりません。Assembly(衝突の場合)の結果として作成された新規ボリュームには、デフォルトでは色が付けられます。

このアセンブリ専用機能によって、ユーザーは、作成したオブジェクトに割り当てたさまざまな色を保持できます。

アクセス

ブール演算Assemblyには、次の方法でアクセスできます:

  • メニューから: Tools > Assembly > New
  • アイコンから:

オブジェクトのアセンブリの作成

オブジェクトのアセンブリの作成プロセスを次の表に示します。

ステージ 説明
1 作成時に参照する座標系を選択します。
2 Assemblyダイアログボックスを開きます。
3

生成される形状操作の名前を選択します。

(デフォルト値:ASSEMBY_1)

4 マスターオブジェクトを選択します。
5 マスターオブジェクトに結合するオブジェクトを選択します。
6 OKをクリックして確定します。
形状オブジェクトASSEMBLY_1が作成されます。

使用に関するアドバイス

Fluxモデラーを使用すると、ユーザーは(標準のFluxとは対照的に)交差や重ね合わせについて懸念する必要がなくなり、3D形状を簡単に構築できます。干渉(重ね合わせ、交差)で存在できるさまざまなオブジェクトをアセンブルしてから、標準のFluxコンテキストに戻って、デバイスのモデル化を続行する必要があります。

形状の記述の完了後は、その形状を操作しにくくなるため、オブジェクトをアセンブルしてから、標準のインターフェースに戻ることをお勧めします。