ユーザーサブルーチン(Groovy):ユーザーサブルーチンとは

概要

ユーザーサブルーチンでは、Fluxのアプリケーションの適用範囲を広げることができます。

ユーザーが選択した設定に基づいて新しい物理特性(供給源、材料など)を定義する機会が与えられます。

そのため、非標準の物理現象をモデル化することができます。

カスタマイズ可能なエンティティのタイプ

ユーザーサブルーチンにより、Fluxで次の3つのエンティティタイプをカスタマイズすることができます:

  • I/Oパラメータ、ファイル“PhysicalParameter.groovy”を使用

  • 材料の非ヒステリシス特性、ファイル“MaterialLaw.groovy”を使用

  • 材料のヒステリシス特性、ファイル“HysteresysMaterialLaw.groovy”を使用

Groovy

ユーザーサブルーチンはGroovyで記述されます。これは、Javaプラットフォーム用のオブジェクト指向プログラミング言語の名前です。

Groovyでは、Javaに似た構文が使用され、Javaコンパイラーによって直接バイトコードにコンパイルされます。

このバイトコードはJavaで使用されるものと同じであるため、GroovyはJVMと完全に互換性があり、以下を実行できます:

  • Javaライブラリを使用する
  • Javaクラスに使用する

詳細については、公式Webサイトhttp://groovy.codehaus.org/をご覧ください。

テンプレートとGroovyの例

Fluxをインストールすると:

  • Groovyファイルのテンプレートがデフォルトで次のディレクトリに保存されます:

    C:\Program Files\Altair\2018.0\Flux_2018.0\Resources\UserFunction\Template

  • FluxプロジェクトでGroovyファイルを使用した3つの例が次のディレクトリにあります:

    C:\Program Files\Altair\2018.0\Flux_2018.0\Resources\UserFunction\Examples