OS-E:0315 設計感度解析

フルビークルのNVHモデル内で、システムの動態を理解し、車両の応答を向上させるために設計変更をどのように変更すべきか、OptiStructおよびHyperViewのポスト処理を使用し、感度設計パラメータを特定する方法を取り上げます。



図 1. FEモデル

モデルファイル

必要なモデルファイルのダウンロードについては、モデルファイルへのアクセスを参照してください。

この例で使用されているモデルファイルには以下のものが含まれます:

DSA_ALTAIRCAR.fem

モデル概要

周波数応答解析のためにDSAリクエストを定義するには:

DSA (TYPE, SCALE) = SID

ここで、
TYPE
DISP
PRES
VELO
ACCE
SCALE
感度が何であるかを示すフラグ:
SID
GRIDCセット
FE Model
要素タイプ
CBUSH
CQUAD
CTRIA
CHEXA
RBE2
線形材料プロパティは:
MAT1
ヤング率
30E6 MPA
ポアソン比
0.3

結果

DESVARカードに基づいた設計変数が.h3dファイルで認識され、以下のプロットが生成されます:

感度の大きさとベクトルベースの線形投影結果のどちらが大域的な感度かを比較できます。前者は従来の結果を、後者はより保守的な結果を示します。

棒グラフは、高い感度を有した設計変数を可視化する良い方法です。複素設計感度は、位相応答に関して、大きさと投影された感度の2つの方法で表すことができます。

ラインカーブは、設計感度を可視化するもう1つの方法です。複素設計感度は、位相応答に関して、大きさと投影された感度の2つの方法で表すことができます。


図 2. NVHユーティリティからのDSAプロット