Engineキーワード 指定した結果の3次元ソリッドデータを含むアニメーションファイルを生成します。BRICK要素タイプに使用されるオプション。
フォーマット
/ANIM/Eltyp/Restype
定義
フィールド |
内容 |
SI単位の例 |
Eltyp |
要素タイプ。
- ELEM
- BRICK
- ソリッド要素
|
|
Restype |
- AMS
- /DT/CST_AMSによりAMS時間ステップを使用する要素:
- COLOR
- 1*vfrac1 + 2*vfrac2 + ....+ last*vfracN (LAW51 and LAW151 only).
- DENS
- 密度
- DT
- 要素時間ステップ 10
- ENER
- 比エネルギー(内部エネルギーを要素の質量で割った値)
- EINT
- 内部エネルギー。
- EPSP
- 塑性ひずみ
- EPSD
- 3次元要素および2次元要素での相当ひずみ速度(ひずみ速度フィルタリングの場合のみ使用可)
- HOURG
- アワグラスエネルギー
- P
- 圧力
- VONM
- フォンミーゼス応力
- SIGEQ
- 対応する材料に使用される降伏基準に基づく相当応力 3
- SIGX
- 応力XX 5
- SIGY
- 応力YY
- SIGZ
- 応力ZZ
- SIGXY
- せん断応力XY
- SIGYZ
- せん断応力YZ
- SIGZX
- せん断応力ZX
- TEMP
- 温度
- ORTHDIR/I
- オイラー角(
、層I内、単位
)
- ORTHDIR/ALL
- オイラー角(
、全層内、単位
)
- 全体座標系による直交異方性参照座標系の定義 - 直交異方性ソリッドプロパティ専用 2
- DAM1 、DAM2またはDAM3
- 方向1、2または3の損傷 9
- USRi
- ユーザー材料則の変数(
=1~18)
- USRII
- 各積分点におけるユーザー材料則の変数(II = 1~99の変数番号) 6
ヒント: 出力され得るユーザー変数の数は限られているため、代わりに/H3D/SOLID/USER/を使用します。
- FILL
- 充填パーセンテージ。このオプションは/INIBRI/FILLのEltyp =BRICK のみで使用されます。
- K
- ALE材料則の乱流エネルギー
- TVIS
- ALE材料則の乱流密度
- VORTX
- ALE材料則のQUAD (2D)およびSOLID (3D)のX周りの速度
- VORTY
- ALE材料則のSOLIDのY周りの速度
- VORTZ
- ALE材料則のSOLIDのZ周りの速度
- VORT
- ALE材料則のSOLIDの速度
- QVIS
- 人工粘性圧力を表示
- VFRAC
- 体積比率(ALE材料則:LAW20、LAW37 および LAW51)
- BFRAC
- 燃焼率(JWL EOS:LAW5 と LAW51)
- SSP
- 音速。ALE材料則でのみ有効。
- SCHLIEREN
- シュリーレン像(CFD分野で広く使用されている光学的手法)。ALE材料則でのみ有効。 7
- VOLU
- 各相の体積。
- LAW51
- すべての副材料または特定の副材料についての結果を表示 8
- TDET
- 高性能爆発JWL EOSの爆発時間
- VEL
- すべての成分と大きさについての/INTER/TYPE22でのFVMのセル速度。
- それぞれを別々にリクエストするには、右記を使用: VELX、VELY、VELZ、VELXY、VELYZ、VELXZ、|VEL|
- FIN
- すべての成分と大きさについての/INTER/TYPE22でのFVMのセル内力。
- それぞれを別々にリクエストするには、右記を使用: FINX、FINY、FINZ、FINXY、FINYZ、FINXZ、|FIN|
- MOM
- すべての成分と大きさについての/INTER/TYPE22でのFVMのセル運動量密度。
- それぞれを別々にリクエストするには、右記を使用:MOMX、MOMY、MOMZ、MOMXY、MOMYZ、MOMXZ、|MOM|
- MACH
- Mach数(/MAT/LAW151 (MULTIFLUID)のみ)
- OFF
- 要素ステータス。
- ここで、
- = -1
- 要素は非アクティブ(アクティブ化された剛体内で定義されます)。
- = 0
- 削除された要素。
- 0~1
- 破壊プロセス下。
- = 1
- アクティブな要素
- WPLA
- /MAT/LAW12 (3D_COMP)および/MAT/LAW25 (COMPSH)についての塑性仕事。
- DAMG
- 積分点の平均ダメージ値(/FAIL/GURSONの場合のみ)。 11
|
|
コメント
- 3次元ソリッド要素の場合、共回転定式化の使用時は、応力は/PROP/TYPE14(SOLID)要素の要素(共回転)座標系および/PROP/TYPE6 (SOL_ORTH)要素の直交異方性材料座標系で出力されます。その他のすべての場合では、応力は全体座標系で出力されます。
- /ANIM/BRICK/ORTHDIRをプロパティ6、21、22とともに使用すると、角度の3つの実数値
が単位[deg]で出力されます。全体参照座標系から直交異方性参照座標系へ移行するために、回転マトリックス
を定義します:
- 回転マトリックス
- X軸の周りの
の回転のラジアンは、次のように定義されます:(1)
- 同様に、Y軸の周りの
の回転のラジアンは、次のように定義されます:(2)
- さらに、Z軸の周りの
の回転のラジアンは、次のように定義されます:(3)
- 角度
は、オイラー角です:(4)
(5)
- オプションSIGEQは、Eltyp = SHELLまたはBRICKの場合のみ使用できます(/ANIM/SHELL/SIGEQ)。Radiossの各材料則には、相当応力を計算するための独自の降伏基準があります。この基準は、一部の材料則ではフォンミーゼス、他の材料則ではHill、Barlatなどとなっています。非von Mises基準の場合、対応する相当応力(または基準)は、その要素のすべての積分点内で計算されます。したがって、出力フィールド/ANIM/BRICK/SIGEQは、すべての積分点の平均値として計算されます。
- 3次元ソリッド要素の場合、共回転定式化の使用時は、応力は/PROP/SOLID要素の要素(共回転)座標系および/PROP/SOL_ORTH要素の直交異方性材料座標系で出力されます。その他のすべての場合では、応力は全体座標系で出力されます。
- オプション/ANIM/ELEM/SIGXはシェル要素にのみ適用されます。3次元ソリッド要素には、/ANIM/BRICK/TENSを使用する必要があります。
- ユーザー変数は、シェル要素と3次元ソリッド要素でのみ使用できます。積分点を明示的に記述していない場合、返される積分点は[(厚みの中にある積分点の数 + 1) / 2]で計算されますが、これはその積分点が上側にあることを意味します。この結果は上位の値に丸められます。
- 例:
板厚方向に2積分点に対しては、底から2番目の積分点(板厚の上) が返されます。
板厚方向に3積分点に対しては、底から2番目の積分点(中央の点) が返されます。
板厚方向に4積分点に対しては、底から3番目の積分点が返されます。
- シュリーレンのコンター値は
を使用して計算されます。Radiossは、c=1を使用して
を出力します。この一定値
は、HyperViewのDerived Result作成
を使用して更新できます。
- LAW51を使用したソリッド要素については、下記を用いて指定の副材料番号の結果を表示することが可能です:
- /ANIM/ELEM/LAW51/ALL: すべての副材料についての結果、または
- /ANIM/ELEM/LAW51/1: 副材料1についての結果
- /ANIM/ELEM/LAW51/2: 副材料2についての結果
- /ANIM/ELEM/LAW51/3: 副材料3についての結果
- /ANIM/ELEM/LAW51/4: 副材料4についての結果
この場合、以下のオプションが相毎に表示できます:
- /ANIM/ELEM/P
- /ANIM/ELEM/DENS
- /ANIM/ELEM/ENER
- /ANIM/ELEM/SSP
- /ANIM/ELEM/EPSP
- /ANIM/ELEM/TEMP
- /ANIM/ELEM/VOLU
- /ANIM/MASS
- 2次元ソリッド要素と3次元ソリッド要素では、材料則24に/ANIM/ELEM/DAM1、DAM2、DAM3を使用できます。これらの値は損傷の主値となります(クラックの局所座標での値)。
- 要素時間ステップは、この要素について要素時間ステップがRadiossによって計算される場合のみに表示されます。計算に節点時間ステップが使用される場合(/DT/NODA)、要素時間ステップはアニメーションに表示されません。
- オプションDAMGは/FAIL/GURSONと共に使用し、損傷値(延性破壊における全ボイド体積率に対する現在の比率)を出力します。(6)