/ANIM/SHELL/Restype

Engineキーワード 指定した結果のシェル要素データを含むアニメーションファイルを生成します。シェルタイプの要素に使用されるオプション。

フォーマット

/ANIM/Eltyp/Restype

定義

フィールド 内容 SI単位の例
Eltyp 要素タイプ。
ELEM
SHELL
シェル要素
 
Restype
AMS
/DT/CST_AMSによりAMS時間ステップを使用する要素:
DENS
密度
DT
要素時間ステップ 10
EINT
要素内部エネルギー
ENER
比エネルギー(内部エネルギーを要素の質量で割った値)
EPSP
塑性ひずみ ε p
EPSD
3次元要素および2次元要素での相当ひずみ速度(ひずみ速度フィルタリングの場合のみ使用可)
HOURG
アワグラスエネルギー
P
圧力
VONM
フォンミーゼス応力
SIGEQ
対応する材料に使用される降伏基準に基づく相当応力 4
SIGX
応力XX 8 9
SIGY
応力YY
SIGZ
応力ZZ
SIGXY
せん断応力XY
SIGYZ
せん断応力YZ
SIGZX
せん断応力ZX
TEMP
温度
THIC
板厚
THIN
シェル厚減少率
ERROR/THICK
シェル厚の推定誤差
PLY
.
plyxfemオプションをアクティブ化した場合、各層がシェル要素としてモデル化されます。
PHI/NまたはPHI/ALL
要素スキューと異方性の方向1の間の角度。PHIは、/PROP/TYPE11 (SH_SANDW)および/PROP/TYPE16 (SH_FABR)にのみ有効。
= N
積分点Nでの角度の出力(シェルの板厚方向)。
= ALL
シェルの板厚方向の全ての積分点で角度を出力。
FAIL
/PROP/TYPE10 (SH_COMP)/PROP/TYPE11 (SH_SANDW)/PROP/TYPE17 (STACK)/PROP/TYPE51PCOMPP/MAT/LAW15 (CHANG)および/MAT/LAW25 (COMPSH)について破断した層の数。
他のプロパティセットと材料則の場合、値は以下のようになります:
= 0
要素が破断していないとき。
= 1
要素が破断しているとき(シェル要素でのみ利用可: ANIM/SHELL/FAIL)。
DAM1 DAM2またはDAM3
方向1、2または3の損傷
USRi
ユーザー材料則の変数( i MathType@MTEF@5@5@+= feaagKart1ev2aaatCvAUfeBSjuyZL2yd9gzLbvyNv2CaerbuLwBLn hiov2DGi1BTfMBaeXatLxBI9gBaerbd9wDYLwzYbItLDharqqtubsr 4rNCHbGeaGqiVu0Je9sqqrpepC0xbbL8F4rqqrFfpeea0xe9Lq=Jc9 vqaqpepm0xbba9pwe9Q8fs0=yqaqpepae9pg0FirpepeKkFr0xfr=x fr=xb9adbaqaaeGaciGaaiaabeqaamaabaabaaGcbaGaamyAaaaa@36E4@ = 1~18)
USRIIまたはUSRII/JJ
各積分点におけるユーザー材料則の変数(II = 1~99の変数の数、JJ = 1~99の層数) 1
ヒント: 出力され得るユーザー変数の数は限られているため、代わりに/H3D/SHELL/USER/を使用します。
OFF
要素ステータス。
ここで、
= -1
要素は非アクティブ(アクティブ化された剛体内で定義されます)。
= 0
削除された要素。
01
破壊プロセス下。
= 1
アクティブな要素
/WPLA/Keyword
/MAT/LAW15 (CHANG)および/MAT/LAW25 (COMPSH)についての塑性仕事。
Keyword = ALL
すべての積分点の塑性仕事。
Keyword = UPPER
上側の積分点での塑性仕事。
Keyword = LOWER
下側の積分点での塑性仕事。
/DAMG/Keyword
損傷値(/FAIL/GURSONの場合のみ)。 11
Keyword = MEAN
板厚方向の積分点にわたる平均損傷。
Keyword = i
板厚方向のi番目の積分点での損傷
Keyword = UPPER
板厚方向の上側の積分点での損傷
Keyword = LOWER
板厚方向の下側の積分点での損傷
Keyword = MEMB
膜での損傷。
 

コメント

  1. ユーザー変数USRIIは、シェル要素と3次元ソリッド要素でのみ使用できますが、USRII/JJはシェル要素でしか使用できません。積分点を明示的に記述していない場合、返される積分点は[(厚みの中にある積分点の数 + 1) / 2]で計算されますが、これはその積分点が上側にあることを意味します。この結果は上位の値に丸められます。
    • 例:

      板厚方向に2積分点に対しては、底から2番目の積分点(板厚の上) が返されます。

      板厚方向に3積分点に対しては、底から2番目の積分点(中央の点) が返されます。

      板厚方向に4積分点に対しては、底から3番目の積分点が返されます。

  2. THINは次のように計算されます: (1)
    THIN = ( 1 ) 100 Thickness Thicknes s initial Thicknes s inital
  3. ERROR/THICKを使用すると、シェルおよび3節点シェルの厚みの推定誤差を下記のように計算できます:
    • 節点板厚を次のように計算します:(2)
      t ¯ = k A ( E k ( n ) ) t ( E k ( n ) ) k A ( E k ( n ) )

      ここで、 A ( E k ( n ) ) MathType@MTEF@5@5@+= feaagKart1ev2aqatCvAUfeBSjuyZL2yd9gzLbvyNv2CaerbuLwBLn hiov2DGi1BTfMBaeXatLxBI9gBaerbd9wDYLwzYbItLDharqqtubsr 4rNCHbGeaGqiVu0Je9sqqrpepC0xbbL8F4rqqrFfpeea0xe9Lq=Jc9 vqaqpepm0xbba9pwe9Q8fs0=yqaqpepae9pg0FirpepeKkFr0xfr=x fr=xb9adbaqaaeGaciGaaiaabeqaamaabaabaaGcbaGaamyqamaabm aabaGaamyramaaBaaaleaacaWGRbaabeaakmaabmaabaGaamOBaaGa ayjkaiaawMcaaaGaayjkaiaawMcaaaaa@3CB2@ t ( E k ( n ) ) MathType@MTEF@5@5@+= feaagKart1ev2aqatCvAUfeBSjuyZL2yd9gzLbvyNv2CaerbuLwBLn hiov2DGi1BTfMBaeXatLxBI9gBaerbd9wDYLwzYbItLDharqqtubsr 4rNCHbGeaGqiVu0Je9sqqrpepC0xbbL8F4rqqrFfpeea0xe9Lq=Jc9 vqaqpepm0xbba9pwe9Q8fs0=yqaqpepae9pg0FirpepeKkFr0xfr=x fr=xb9adbaqaaeGaciGaaiaabeqaamaabaabaaGcbaGaamiDamaabm aabaGaamyramaaBaaaleaacaWGRbaabeaakmaabmaabaGaamOBaaGa ayjkaiaawMcaaaGaayjkaiaawMcaaaaa@3CE5@ は、節点 n MathType@MTEF@5@5@+= feaagKart1ev2aqatCvAUfeBSjuyZL2yd9gzLbvyNv2CaerbuLwBLn hiov2DGi1BTfMBaeXatLxBI9gBaerbd9wDYLwzYbItLDharqqtubsr 4rNCHbGeaGqiVu0Je9sqqrpepC0xbbL8F4rqqrFfpeea0xe9Lq=Jc9 vqaqpepm0xbba9pwe9Q8fs0=yqaqpepae9pg0FirpepeKkFr0xfr=x fr=xb9adbaqaaeGaciGaaiaabeqaamaabaabaaGcbaGaamOBaaaa@36EA@ を含む要素 E k ( n ) MathType@MTEF@5@5@+= feaagKart1ev2aqatCvAUfeBSjuyZL2yd9gzLbvyNv2CaerbuLwBLn hiov2DGi1BTfMBaeXatLxBI9gBaerbd9wDYLwzYbItLDharqqtubsr 4rNCHbGeaGqiVu0Je9sqqrpepC0xbbL8F4rqqrFfpeea0xe9Lq=Jc9 vqaqpepm0xbba9pwe9Q8fs0=yqaqpepae9pg0FirpepeKkFr0xfr=x fr=xb9adbaqaaeGaciGaaiaabeqaamaabaabaaGcbaGaamyramaaBa aaleaacaWGRbaabeaakmaabmaabaGaamOBaaGaayjkaiaawMcaaaaa @3A63@ の面積と厚みです。

      次に、各要素の板厚誤差 E を、次の式を使用して評価します:(3)
      e t = 1 A E A E | t t ¯ t |
  4. オプションSIGEQは、SHELLまたはBRICKの場合のみ使用できます(/ANIM/SHELL/SIGEQを参照のこと)。Radiossの各材料則には、相当応力を計算するための独自の降伏基準があります。この基準は、一部の材料則ではフォンミーゼス、他の材料則ではHill、Barlatなどとなっています。非von Mises基準の場合、対応する相当応力(または基準)は、その要素のすべての積分点内で計算されます。したがって、出力フィールド/ANIM/SHELL/SIGEQは、すべての積分点の(すべての積層の)平均値として計算されます。
  5. オプションPLYは、SHELLに対してのみ使用できます。この場合、plyxfem定式化を使用する複合シェル、または1つのシェル / 積層でモデル化された複合シェルとなります。作成された各シェルは、元のシェルから真の位置までオフセットされます。
    注: アニメーションファイルのサイズは大幅に増大する可能性があります。
  6. シェル要素と3節点シェル要素では、材料則15と25に/ANIM/ELEM/DAM1DAM2DAM3を使用できます。これらの値は損傷の主値となります(クラックの直交座標での値)。
  7. “SPH出力”は、/ANIM/Eltyp =ELEM/RestypeRestype = THICまたはHOURGを除くすべてのRestypeの値)の場合に使用できます。Restypeの値:DAM1、DAM2またはDAM3は、3次元ソリッド要素では材料則24でのみ使用できます。
  8. オプション/ANIM/ELEM/SIGXはシェル要素にのみ適用されます。3次元ソリッド要素には、/ANIM/BRICK/TENSを使用する必要があります。
  9. /ANIM/ELEM/SIGXおよび/ANIM/ELEM/SIGYでは、シェルの応力は要素の中心にあります。
  10. 要素時間ステップは、この要素について要素時間ステップがRadiossによって計算される場合のみに表示されます。計算に節点時間ステップが使用される場合(/DT/NODA)、要素時間ステップはアニメーションに表示されません。
  11. オプションDAMG/FAIL/GURSONと共に使用し、損傷値(延性破壊における全ボイド体積率に対する現在の比率)を出力します。(4)
    D = f t f F MathType@MTEF@5@5@+= feaagKart1ev2aqatCvAUfeBSjuyZL2yd9gzLbvyNv2CaerbuLwBLn hiov2DGi1BTfMBaeXatLxBI9gBaerbd9wDYLwzYbItLDharqqtubsr 4rNCHbGeaGqiVCI8FfYJH8YrFfeuY=Hhbbf9v8qqaqFr0xc9pk0xbb a9q8WqFfeaY=biLkVcLq=JHqpepeea0=as0Fb9pgeaYRXxe9vr0=vr 0=vqpWqaaeaabiGaciaacaqabeaadaqaaqaaaOqaaabaaaaaaaaape Gaamiraiabg2da9maalaaapaqaa8qacaWGMbWdamaaBaaaleaapeGa amiDaaWdaeqaaaGcbaWdbiaadAgapaWaaSbaaSqaa8qacaWGgbaapa qabaaaaaaa@3C72@