Engineキーワード シェル要素の各層の損傷値を含むアニメーションファイルを生成します。この損傷値は、材料に関連付けられたすべての破壊基準の特定の期間にわたる最大値です。
フォーマット
/ANIM/SHELL/DAMA/Keyword4/Keyword5
定義
フィールド |
内容 |
SI単位の例 |
Keyword4 |
出力場所:
- N
- 層番号N
- UPPER
- 上層
- LOWER
- 下層(積分点数は1)
- ALL
- すべての層
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Keyword5 |
結果タイプまたは場所:
- NIP
- 層Nを通る積分点の数 5
- UPPER
- 上層Nの上側の積分点(NIP)
- LOWER
- 下層Nの下側の積分点(NIP)
- ALL
- 層Nを通るすべての積分点の数(NIP)
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コメント
- BATOZシェル要素の場合、この値はその層のGauss点の値の平均値となります。
これは、破壊モデルキーワードで定義された破壊基準のみに適用され、材料則(/MAT/LAW52 (GURSON))内で定義された破壊は現在使用できません。
- 損傷値Dは、モデルのすべての破壊基準の最大値です。
表示されている損傷値は、特定の期間にわたる最大損傷値です。
複合シェル要素プロパティ
TYPE51の場合、1つの層の損傷値は、その層のすべての積分点の最大値として計算されます。
(1)
- 損傷値Dは、0 ≤ D ≤ 1です。破壊の状態は次のとおりです。
0 ≤ D < 1の場合: 破壊なし
D = 1の場合: 破壊
- Dは、すべての破壊基準について以下のように計算されます。
ここで、
-
- FLD関数からの限界としての主ひずみ
- BAO-XUE-Wierzbicki破壊(/FAIL/WIERZBICKI)(7)
- ひずみ破壊モデル(/FAIL/TENSSTRAIN)(8)
- ひずみ破壊モデル(/FAIL/FABRIC)(9)
- エネルギー密度 破壊モデル(/FAIL/ENERGY):(10)
- Chang破壊(/FAIL/CHANG)
異なる破壊モードの最大損傷:
(11)
- Hashin複合材破壊(/FAIL/HASHIN)
異なる破壊モードの最大損傷
一方向薄層モデルの場合:
(12)
繊維薄層モデルの場合:
(13)
- Puck複合材破壊(/FAIL/PUCK)
異なる破壊モードの最大損傷:
(14)
- Ladeveze破壊(/FAIL/LAD_DAMA)
/PROP/TYPE17でPlyxfemにのみ使用:
(15)
- Lode角に依存するひずみ破壊モデル(/FAIL/TAB1)(16)
- NXT破壊モデル(/FAIL/NXT)(17)
- ひずみベースの延性破壊モデル(/FAIL/HC_DSSE)(18)
- このオプションはKeyword4 = N(定義された層Nごとに、層Nの各積分点NIP内のシェル損傷値を計算できる)の場合のみ使用可能です。このオプションは/PROP/TYPE51とPCOMPP (各層を通る複数の積分点がある/PROP/TYPE51または/PROP/PCOMPP)の場合のみ使用可能です。
ただし、Keyword4=ALLとKeyword5=ALLの組み合わせは可能です。